スルヤ・ボナリー 長野オリンピック1998 フリー

1998年長野県長野市のホワイトリングで開催された、第18回冬季オリンピック(XVIII Olympic Winter Games)のフィギュアスケート大会、フランス代表-スルヤ・ボナリー(Surya Bonaly)のフリースケーティング演技の動画です。日本語の映像はBS1で放送されたものです。実況はNHKアナウンサー刈屋富士雄、解説は佐藤有香です。

英語の映像はアメリカCBSで放送されたものです。実況はVerne Lundquist、解説はスコット・ハミルトン(Scott Hamilton)です。

長野オリンピックのショートプログラムでは 上位選手がショートプログラムでトリプルルッツ+ダブルトウループをみせるも、ボナリーだけはトリプルトウループ+トリプルトウループという3回転+3回転のコンビネーションを組み、なんとか最終組上位6人に残った。フリープログラムでは、トリプルトウループ+トリプルサルコウのジャンプシークエンスで転倒、トリプルフリップで両足着氷、つなぎで躓き、トリプルループは回転不足、トリプルトウループからのコンビネーションジャンプではシングルループとなるなどミスが続く。そしてプログラム最後のジャンプでISUルールでは禁止されているバックフリップを行う。その直後解説の佐藤有香は、「今のは、競技会ではやってはいけない(技です)」と苦笑しながらコメント。ボナリーのバックフリップにより会場は騒然となった。

演技終了後、普通は審査員に向かってポーズをきめるところを、ボナリーは審査員に背を向けて観客に笑顔でポーズをとった。3回転ジャンプの度重なる失敗に加え、禁止技を行ったこともあり、点数は伸び悩み最終的に10位に終わった。指導者であり、母のスザンヌ・ボナリーやフィリップ・キャンデロロの母親(ボナリーの友人)は ボナリーを温かく迎え、点数表示板の点の低さよりもボナリーを祝福する幸せな瞬間であった。長野五輪の実況アナウンサーは、そのボナリーのバックフリップに驚きを隠せずに「エキシビジョンなら許されるが競技会ではルール違反」「定められたルールの範囲でフリーの演技を行うべきだった」「審判の点が低いのは当然だがそれを知らない観客はブーイング」と実況した。ボナリーはキス・アンドクライに座った後、長野五輪で金メダルを獲得したタラ・リピンスキーの演技を鑑賞してから、静かにステージ裏に下がっていった。

(Wikipediaより抜粋)


Date:1998年2月20日
曲名: アントニオ・ヴィヴァルディ 「四季」 (The Four Seasons by Antonio Vivaldi)

フリー順位:11位
総合順位:10位

長野オリンピック競技結果(Wikipediaより)[日本語][英語]

B000001G7I4 Seasons
Antonio Vivaldi

長野開催、第18回冬季オリンピック(1998年長野五輪)の日程、出場選手、結果。男子シングルは イリヤ・クーリック金、エルビス・ストイコ銀、フィリップ・キャンデロロ銅、本田武史が15位、田村岳斗が17位。女子シングルはタラ・リピンスキー金、ミシェル・クワン銀、陳露[チン・ロ]銅、荒川静香13位。

(日本語)

(日本語)

(アメリカ英語)

(アメリカ英語)

(オーストラリア英語)