町田樹 ロステレコム杯2013

ロシア開催ロステルコム杯から成田に帰国した町田樹のニュース動画です。


グランプリシリーズ・ロシア大会で、逆転優勝を飾った「哲学王子」こと、町田 樹選手(23)が凱旋(がいせん)した。
町田選手は、帰国した成田で、自らの状況を語った。
町田選手は「去年、グランプリファイナル・ソチ(大会)に行った時も、ビリでしたし。ロシアには正直、あまりいい思い出がなくて。ソチ(オリンピック)を狙ううえで、しっかりロシア大会で、そういう思いを全部、払拭(ふっしょく)してきたいなと思っていたので。まあ、それがかなって、よかったです」と話した。
悪い思いを払拭し、町田選手が手に入れたこと、それは、見事なコンディショニング。
10月のアメリカ大会から、先週のロシア大会まで、およそ1カ月間、トップレベルをキープできた。
町田選手は「調子が良かろうが悪かろうが、しっかり成績が出せるのが、一流アスリートだと思うので。僕も、その一流のアスリート像に近づけるように、精いっぱいロシアでも頑張ったつもりです」と話した。
「リンクの哲学者」とも呼ばれるスケート論が、26日も、スケーティングのように滑らかに、そして、ステップのように情熱的に展開された。
町田選手は「僕はたぶん、人一倍、フィギュアスケートのアーティスティックな面を大事にしているし。1カ月、1日1日、1分1秒大切に、僕の目標に向かって進んでいきたいと思います。ソチ五輪に行けるか行けないかじゃなくて、ソチ五輪に行こうとするかしないかだと思うんですね。その気持ちが強い者が勝つと思うので、全身全霊で演じて、ソチの切符を手に入れるだけです」と話した。

(2013年11月26日掲載 FNN「フィギュア・町田 樹選手が凱旋 『全身全霊でソチの切符を…』」より)

2013年11月22日-24日ロシア・モスクワ開催、GPS6戦ロステレコム杯2013の大会情報、出場選手&結果&動画リンク。女子シングルはユリア・リプニツカヤが優勝、宮原知子5位、村上佳菜子7位、今井遥9位。男子シングルは町田樹が優勝。