浅田真央 記者会見

グランプリシリーズ第2戦ロステレコム杯に出場し、ロシアより帰国した浅田真央を特集したニュース動画です。


フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ2戦を終えた浅田真央(中京大)が27日、帰国。成田市内で会見し、フランス杯2位、ロシア杯5位の不振にも、「冷静になってみるとできないことは何もない。五輪で金メダルを取る目標を変えずに頑張りたい」と“復活”を期した。

 浅田はもう前を向いていた。「終わったときは悔しい、情けない気持ちだった」と、正直に振り返りながら「うまく行っていたら課題は見つからなかった」と、ジャンプ失敗などの取りこぼしが相次いだことを、進化へ過程ととらえていた。

 今季はショートプログラム(SP)とフリーで高難度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を3度跳ぶ。8度試みて1度しか成功せず、演技の難度を下げる方法も選択肢としてはある。それでも「1番アピールできるもの。百発百中にしたい」と言い切った。

 ロシア杯後は、短期間でタラソワ・コーチと修正に取り組んだ。技と技の間にぎっしり詰め込まれた要素を減らし、技で失敗しても曲に遅れないように工夫し、演技中の焦りを緩和できるように微調整を進めていく。

 現状ではGPファイナル進出は厳しい。12月末の全日本選手権に五輪代表入りを懸ける。2カ月は「長いようで短いと思う」。今後は演技をすべて通す練習を中心に、国内で自分を取り戻す。

(2009.10.27掲載 サンケイスポーツより)


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