小塚崇彦 世界選手権2011

世界フィギュアスケート選手権男子シングルフリースケーティングと総合結果関連のニュース動画です。


フィギュアスケート・世界選手権第4日(28日、モスクワ)男子フリーが行われ、SP6位の小塚崇彦(22)が合計258.41点で2位。銀メダルを手にした。前回王者の高橋大輔(25)は合計232.97点で5位に終わり、連覇は果たせなかった。パトリック・チャン(カナダ)が、世界歴代最高となる合計280.98点で初優勝した。

SP6位の小塚はフリーで180.98点の高得点をマークし合計258.41点で2位になった。高橋は前日のショートプログラム(SP)で首位チャンとは12・77点差がつきフリーでの逆転を狙ったが、シューズのトラブルで演技を中断するアクシデントも響き、5位に終わった。日本勢トップのSP2位から出た織田は、フリーで逆転出来ず6位だった。

 2大会連続2位で今大会に臨んだチャンは、前日のSPで世界歴代最高の93・02点をマーク。フリーでも他を圧倒し、合計でも世界歴代最高となる280.98点で悲願の初優勝を果たした。

小塚崇彦

「いつかは取りたいと思っていたメダルがやっと手に入ってうれしい。練習したすべてのことを出そうと思った。満足いく演技だった。世界選手権の表彰台は本当にいい場所だと感じた」

高橋大輔

「かかとのビスが外れてしまった。続けようと思ったけど、かかと(のエッジ)が抜けて駄目だなと思った。落ち着いていくしかなかった。(この結果は)しょうがない。きょうは自分の演技ができなかった」

織田信成

「4回転ジャンプが抜けて、3回転になってしまった。(この結果は)何とも言えない。すごく緊張していた。演技自体はそれほど悪くなかったが、体が動いていなかった。無欲で自分の演技をしようと思った」

パトリック・チャン

「現実ではないみたいだ。信じられない。パフォーマンスにとても満足している。4回転ジャンプを2回成功できたことを誇りに思っている。本当は(合計)300点を出したかった」

 小塚崇彦の父

「嗣彦氏の話 震災の影響で調整が難しい中、よく頑張った。成長した。今後はまた一歩先を目指してほしい」

(2011年4月28日掲載 サンスポ「小塚が銀!高橋は連覇ならず5位/フィギュア」より)

ロシア・モスクワ開催、2011年世界フィギュアスケート選手権の大会情報、出場選手&結果。女子シングルは安藤美姫が優勝、浅田真央6位、村上佳菜子8位。男子シングルはパトリック・チャン(カナダ)が優勝、小塚崇彦2位、高橋大輔5位、織田信成6位。*当初東京で開催予定されていたが、東北大震災の影響で中止になり、ロシアで代替開催となる。