アデリーナ・ソトニコワ 

2014年ロシア開催のソチオリンピックで金メダル獲得を期待されるロシアのアデリーナ・ソトニコワを特集した動画です。映像はRT SportのYoutube公式チャンネルより配信されたものです。


ロシアはオリンピック女子シングルで金メダルをとったことがありません。しかし2年後のソチ冬季オリンピックで期待できるでしょう。

スケート大国であるにもかかわらず、女子シングルだけロシアはオリンピック金メダルを逃してきました。

アデリーナ・ソトニコワは期待されている選手の一人です。15歳のソトニコワはすでに国内選手権を3度制し、2011年世界ジュニア選手権でも優勝しました。

ソトニコワのコーチ「彼女は勝つための力があるということを既に証明しています。彼女はファイターであり、これを私達が教えるということはできません。彼女は神から授かったのでしょう。
彼女はトップと十分に競い合うことができる選手の一人です。」

ソトニコワ「4歳の頃、母が近所のスケートスクールに私を連れて行き、プロのコーチとスケートする能力があるかどうかというテストを受けました。周りの子供達は皆転ぶ度に泣いていましたが、私は転んでも立ち上がり、少しずつ前へと進んでいきました。
そしてコーチ達は母にかけより、私がフィギュアスケートをすべきと強く勧めてきました。これが私がフィギュアスケートをはじめたきっかけです。」

国際スケート連盟のランキングによると、ソトニコワは現在世界で17位。しかしコーチとともに技術をあげていく時間は十分にあります。

才能ある者達は皆厳しい競争の中、紆余曲折する運命にあります。先月1月イスタンブルックで初めて行われたユースオリンピックでソトニコワはチームメイトであるエリザヴェータ・トゥクタムィシェワに敗れました。

ソトニコワのコーチ「アデリーナはリーザ(エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ)をロシア選手権で倒しましたが、ユースオリンピックで結果は逆になりました。彼女達はいつも比較され、競いあっています。
それはいいことでしょう。プルシェンコvsヤグディンのライバル関係が、ロシア男子のフィギュアを高めていったように。
彼女達に関して言えば、誰が優秀か時間がたてばわかるでしょう。彼女達はまだ成長中ですから。」

激しいライバル関係と負けず嫌いにも関わらず、若い二人はとても仲がよいそうです。

ソトニコワ「私達はとてもよい関係を保てています。友達というのでしょうか。ユースオリンピックでは同じコンドミニアムに一緒に宿泊しました。でもアイスリンクに戻ると、どちらが上に行くか激しいバトルが始まります。」

ソトニコワがもっている大きな可能性を最大に生かすには、まだやらなければいけないことが沢山あります。しかし彼女には、最も重要な気質にひとつ「チャンピオンのメンタリティ」が紛れもなくあります。

ソトニコワ「私は思い切ってやってみることが好きです。リスクを冒しても、いつも私にとって難易度の高いことをします。ウォームアップの最中、うまくいかない時もあり、プログラムから難しいエレメントは外すようにコーチから言われこともありますが、いつも回避せず思い切ってやります。『私は強い。できることを証明する!』と自分に言い聞かせて」

(2012年2月2日掲載RT「Russia’s Olympic figure-skating hopeful: champion’s mind in a child’s body 」より
大まかな和訳をつけました。大幅な意訳や誤訳がありますがご容赦ください。)