イリーナ・スルツカヤ　メダル・ウィナーズ・オープン2012　(解説：日本語)

上位二人と比べて、現役を退いてからあまり滑る回数が少なかったのに、これだけ滑れるとは凄過ぎです。現在の現役よりジャンプ、スピンは優れていると思います。今回は、コンビネーション、レイバックどちらかにビールマンをもってくると思われましたが、持ってきませんでしたね。新ルールでビールマンは一つのプログラムに一回だけという決まりがあったのでそう思ったのですがね。自分の理想はレイバックにもコンビネーションそしてドーナツスピンにも入れてくることです。また、スルツカヤさんのビールマンが見たい

にしても、オリンピックで失敗したフリップ（二回転）とループ（転倒）が飛べて良かったです。

確かにジャンプの高さ、すごいですね。
勢いもありますしね。
競技から遠ざかっていたのに
体もしっかり作ってきてますね。
２児の母でそこからトレーニングしてきたんだから
すごいですね。
ジャンプはフリップにループで難易度高いし。

やはり、凄い！！

会場で見てきました。
ヤグディンの次に生で見てみたかった伝説のスケーター。正直、ここまで体を絞ってキレのある演技が見られるとは思っていなかったので、本当に感激しました。テレビや写真映りは分かりませんが、体も細すぎず鍛えすぎず重すぎず、これぞ女性の肉体美という感じで、氷上では一番体のラインが美しかったです。
映像では分かりにくいスピード感やスケールの大きさも、イリナと荒川さんが女子の中で郡を抜いていいて、格が違うという印象でした。そして荒川さんとはまた違う、全身から漲るエネルギーやパッション、躍動感が素晴らしくて、見とれてしまいました。
男子を楽しみに見に行きましたが、一番感動したのはイリナです。スタオべが一番多かったのも、荒川さんではなくイリナでした。
母としてもスケーターとしてもアスリートとしても、イリナはやはり素晴らしい。

そう、ジャンプもやっぱり今回の女子スケーターの中ではピカイチだと思いました。
助走は短いのに高さとキレがあって、またジャンプを降りた時にフリーレッグがピーンと伸びるので、その姿勢がイリナのボディラインを強調して本当に美しいのです。着氷であんなに足が上がるスケーターは女子では見たことがありません。フリップ感動しました。
今の採点方式では放物線を描くような流れのあるジャンプに加点が多くつくので、荒川さんのようなスーッと流れるジャンプが好まれるようですが、高さと降りた時の姿勢が美しいジャンプと、どちらが優れているということではないと思うんですけどね…。
スリーターンからのループジャンプもやっぱりスルツカヤスペシャル。6分間練習では、トリプルループ、ダブルループのコンビネーションが見事に決まって、すごかったです。現役の選手もよく真似ていますが、ことごとく失敗しますしね。