羽生結弦

羽生結弦とプロゴルファー石川遼を特集したドキュメンタリー動画です。


【羽生結弦】
2012年3月の世界選手権、高橋大輔とともに表彰台に上った一人の日本人選手がいた。17歳3ヶ月での世界選手権メダル獲得は日本人として最年少記録だった。長い手足を活かし柔軟性にとんだ妖艶な滑りとダイナミックなジャンプを織り交ぜて、技術要素点では大会最高点をマーク。選手としての果てしない可能性と、日本スケート界の輝かしい未来を予見させた瞬間だった。仙台出身の羽生は震災の影響で一時練習場所を失うなど苦難もあったが、今年夏からトレーニングの本拠地をカナダに移す。指導にあたるのはブライアン・オーサーコーチ、あのキム・ヨナを育て上げた名コーチだ。世界と戦うには「完璧な4回転ジャンプ」の修得と考えてオーサーコーチの門をたたいた羽生だったが、オーサーコーチは「少年が飛びたい衝動にかられる気持ちはわかる。だが、今修得すべきは完璧なスケーティング技術だ」と。基礎からのスケートを徹底させる。果たしてこれでいいのか!?17歳の心には葛藤が続くが、今年11月のGPシリーズではショートプログラムで歴代最高得点をマーク、さらにNHK杯でも記録を塗り替え、ついに表彰台の頂点に立った。やってきたことは着実に実を結びつつある。目標はあくまでソチ五輪の金メダル!日本男子スケート界の新星が新たな決意を胸に世界の頂点へ挑む。ほか、2年ぶりにツアー優勝を果たした三井住友VISA太平洋マスターズ。涙目でふりしぼった一言「この2年間は、ちっとも辛くはなかったです・・・」自分も、そしてギャラリーも笑ってくれた。数々の輝かしい記録をうちたてながらも、勝利から遠ざかってしまったこの2年間の苦悩とジレンマ、そして勝利をつかんだ18番ホール息詰まる攻防の真実を追う。

【石川遼】
2年ぶりにツアー優勝を果たした三井住友VISA太平洋マスターズ。涙目でふりしぼった一言「この2年間は、ちっとも辛くはなかったです・・・」自分も、そしてギャラリーも笑ってくれた。数々の輝かしい記録をうちたてながらも、勝利から遠ざかってしまったこの2年間の苦悩とジレンマ、そして勝利をつかんだ18番ホール息詰まる攻防の真実を追う。

(BS-TBS 「スポーツドキュメント 英雄達の決断」公式サイトより)