ビーバップ!!ハイヒール

スポーツのルール作りの舞台裏について特集した動画です。
(注)主にモーグル、スキーのジャンプ、バレーボールを取り上げています。


今年2月に開催されたソチ五輪で、日本中がため息に包まれた瞬間があった。それは女子モーグル決勝。自身5度目となるオリンピックにのぞんだ上村愛子選手は、決勝でまさに集大成の滑りを見せる。最終滑走者のミスに、日本中はついに悲願のメダルだと確信。だが、最終滑走者の得点はわずかに上村を上回り、彼女は4位という成績に終わる。これには、上村の最大の武器が力を発揮できなくなった突然のルール変更があった。スポーツ界だけでなく、ビジネス界でもルール作りで劣勢を強いられている日本。今回は、その舞台裏を専修大学客員教授の青木高夫先生が紹介する。

青木先生によれば、日本と海外ではルールのとらえ方が異なり、「ルールは作るもの」と考える欧米人に対し、日本人は「ルールは守るもの」と認識しているという。欧米の場合、戦いはルール作りから始まっており、自国に有利なルールを作ることは当たり前なのだとか。そんな欧米人に対し、日本人アスリートたちはどのように戦ってきたのか?ルール改正と戦い続けてきた日本人アスリートたちの苦難の歴史を紹介。ソチ五輪のスキージャンプで、41歳にして、個人ラージヒルで銀メダルに輝いた葛西紀明選手。スキージャンプでのメダルは長野五輪以来、なんと16年ぶり!その舞台裏には日本人選手のルールとの戦いの歴史があった。戦いは、長野五輪で日の丸飛行隊が金メダルを獲得したときから始まる。日本バッシングともとれるような、たび重なるルール改正と、それに対する日本人アスリートの知られざる苦悩と戦いとは!?2012年に開催されたロンドン五輪で28年ぶりに悲願のメダルを手にした日本女子バレー!ここにも、日本に不利ともとれるルール改正と戦い続けた選手たちのドラマがあった。勝つために、ツーアタックや時間差攻撃など、新たなテクニックを生みだした日本女子バレー。一度は世界の舞台から姿を消した彼女たちの苦難の戦いとは!?スタジオでは、青木先生が「ルール作りの現場に日本人が不在」という問題を解説する。
(以下省略)

(朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」公式HP 過去の放送内容より)