今井遥

新潟県新潟市の「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ」を練習拠点として活用することを発表した今井遥のニュース動画です。


フィギュアスケート女子の今井遥選手(20)は、新潟市が整備した「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ」(同市中央区)を練習拠点(ホームリンク)として活用すると発表した。

 今井選手は4年後の平昌五輪に向けて練習に集中できる環境を求め、同市は今回の招聘(しょうへい)をリンクの認知度と氷上スポーツ競技水準の向上につなげたいとラブコールを送っていた。

 今井選手はホームリンク化を機に県スケート連盟に所属し、生活拠点も新潟市内に移す方向で調整を進めている。

 準備が整い次第、新潟での練習を本格化する。週5回のペースで、国際規格のメーンリンクを一般利用以外の時間に貸し切り、練習を行う予定という。

 今井選手は日本スケート連盟指定の「特別強化選手」。今年1月の国際大会「四大陸選手権」で4位に入るなど好成績を収めた。

 東京都出身だが、新潟県内に親族がおり愛着を感じていたという。「新潟はしっかりとスケートに集中できるのでうれしい。4年後の平昌五輪に向けて日々頑張りもっとレベルアップしたい」と話した。

 篠田昭市長は「一流選手の滑走を間近に見られる機会は子供に夢を与え、日本代表選手の輩出にもつながると考えた」と説明。地元をPRする親善大使への就任や練習の側面支援も検討したいとしている。

(2014年7月16日掲載 読売新聞「新潟を練習の拠点に フィギュア女子 今井遥選手」より)