アリョーナ・レオノワ　Russian Test Skates 2014　フリー演技　(ホームビデオ撮影)

これは驚きですね。
恐ロシアはレオノワまでもレベルアップさせてきましたね。
これが競争の良いところでしょうか。
たぶんですが、今回は最後まで超速のスピードを保ったままプログラムを演技することが目的だったのかなと思います。
かなりのスピードですね。
だから、ジャンプもスピンもステップもコリオも全部失敗しましたね。
でもすごく印象に残るプログラムです。
レオノワは少しダラダラ演技してる印象がありましたが、その印象は微塵もありませんね。
本当に良い選手になりました。
あと、上の方も仰るように3Lzが良くなってますね。
スピードに乗ってジャンプしてるから、印象も良いですね。
あとは安定感だけですね。
ロシアは才能あふれる選手が多すぎて、他国への帰化選手とか出てきそうで怖いですね。

やろうとしていることは分かるんですけど。フリー全体の仕上がり具合から見ると、かなり危険ですね。
ジャンプなど足りていないものが多い。ループは入り方すら変えています。こういう風にタイミングがつかめずにシーズン間近にいる場合、多くの場合苦しいシーズンになるので。たとえば佐藤コーチについたばかりのころの浅田選手がそうでした。レオノワもコーチを変えたばかりですし、コーチの意図と自分の変化への対応がまだまだ、という感じです。
雰囲気はいいのですけどね。中間部で曲調がゆったりとしたところでは、これからいいものが見れそうだ、という期待もしたのですが、2A+3T（多分）の2Aで転倒し、そこから少し自分を見失った感もありました。レオノワと試合では、これまで調子が悪くても最後まで集中しようとしていましたが、ここではそうはいかなかったようです。この不安定さも不安要素ですね。
年齢を考えると、ジャンプやスケーティングの修正はそれなりの時間がかかると思うので、今年は辛抱の年になるかも知れません。浅田選手は実績もあるし、失敗してもPCSはそれなりに出ていましたが、レオノワの場合、立ち位置を考えるとジャンプの失敗は大きなランクダウンになりますから。この映像を見る限り、スタートダッシュで流れをつかまないと、シーズン後半は大きな国際大会への出場は、もともと厳しいですが、さらに厳しいかなという感じです