TheSkatingLesson.comのジェニファー・カークとデイヴィッド・リースがスケートアメリカについて語った動画です。映像は「TheSkatingLesson.com」のYoutube公式チャンネルで公開されたものです。
アメリカ・ミルウォーキー 開催、スケートアメリカ2015の出場選手・日程・結果。男子はマックス・アーロンが優勝、宇野昌磨2位、無良崇人10位、女子はエフゲニア・メドベデワが優勝、宮原知子3位、 今井遥10位、中塩美悠11位。
(宇野昌磨12分辺り～、 宮原知子31分30秒辺り～ 中塩美悠＆今井遥41分30秒辺り～)
“TSLのスケートアメリカおさらい (2015/10/29-英語)” への11件のコメント
印象に残ったことだけ少し・・・
マックス・アーロン： pcs８点台は出過ぎで、７点台の後半が妥当だ。
ランスルーの４０分間を無駄に過ごす選手が多すぎる。今回表彰台に上がった選手は、ランスルー時にきちんと自分のプログラムを滑っていた。公式練習でジャンプなど失敗してジャッジに悪い印象を残したくないのかもしれないけど、試合前２-３日前から殆ど練習してない状態で本番に臨んでジャンプ失敗するのは当然だろうと、公式練習の時間にもっとワークするようにってかなり力説してました。
しょーま君： コーチは他の技術的な注意はするのに、ジャンプ着地時のポジション（open landing）について、練習時に全く注意しないのは何故なのか？と不思議がってました。体が開きすぎなのがどうしても気になるみたいです。
さとこちゃん： ジャンプの技術的な話以外には、今回は自分をコントロールしすぎていた。だからこそ、ジャンプなどの失敗はあまりないけど、セカンドマークは高い得点が出ないのではないかと。もっと音楽に身を任せて感情表現を豊かに・・・
JB： 今年のプログラムはエレメント詰め込み過ぎで、そのせいでスピードがなさすぎる。もっと滑ってエッジワークも見せるようなプログラムの方がよい。
２本目の３Aは回転不足をなくすためにも、前半に入れたほうがいい・・・など。
リプちゃんの今年のプログラムはS/L両方ともアメリカ人にはあまり受けが良くないですね。
公式練習の時間をどのように使うのかは選手それぞれ作戦もあるのでしょうけど、余りにも無意味な時間を過ごしすぎる選手が多いと、二人はかなり真剣に時間を割いて話してました。
訳を買って出てくださる方々、ただただ感謝です。
Ｍｓジェニファー、 季節の到来とともに上着の用布量が若干増加、
どうかお風邪めしませぬよう。
お二人のお話ダイジェスト、しごくもっとも。
まだ初戦で各選手調整はそれなりに難しさもあったと思う。
公式練習の過ごし方まで注目、それなりのリサーチもするどい。
カナダ大会ではどんな反応になるのかな。
visachaさま翻訳ありがとうございます！
聞き取れる範囲で翻訳つけたしです。
メド：フリーの点はグレイシーともっと差があってもよかった（GGが上）。彼女はとにかくファイター。3-3コンボの間のあの目線！誰かを殺そうとしてるような迫力がある。とにかくアグレッシブで練習で3-3-3、EXでも3-3。リプに起こっていることが将来彼女にも起こるかもしれないけどあの性格なら大丈夫だと思う。自分のことをよく理解していて、自身に満ち溢れている（GGがナーバスだから余計そうみえた）。以前別の試合で会った時も優勝したにも関わらず、録画していた動画を見せてと頼まれた。若い選手が向上心を持つのは素晴らしいこと。3-3に入るときの構えはちょっと長い。
GG：ショートのミス。彼女のレベルであのミスは言い訳できない。フリーもよかったけどとにかくもっと自信をもって演じてほしい。
トゥルシンバエワ：ドレスがよくない。余計幼く見える。
スイ＆ハン：ミスはあったけどよかった。特にスイ。陳露やクワンがそうだったようにアジア系の女子はなにかガラッと変わるときがある。色気や女性としての強さが演技にも溢れていた。SPのあの髪型は最高。スケーティングが素晴らしいので衣装はあまりブリブリしなくていい。練習ではスロー4Sも成功させていた。
シメカ＆クニエリム：SPは素晴らしかった。デイブの中で今回のスケアメのベスト。アレクサの表情、表現がすべて。チャンピオンとして滑っているような感じだった。この調子でいけばGPFにいけるかも。
ストルボワ＆クリモフ：なにかが起こってる。ストルボワは演技後疲れ切った表情。練習中も手を腰にあててほとんど一人で滑っているだけ。演技そのものにも惹かれなかった。今シーズン中にfinish（やめるor解散？）してもおかしくないと思う。
チョック＆ベイツ：SDは、ほかのカップルがレベルを取るために時には落ちちゃうんじゃないかっていうくらいのリフトをしてるのに、、、まぁでもよかった。フリーも素晴らしかったけどワールドで勝てるかどうかはわからない。（マディソンのお母さんは歌手でダンサーだった方らしくセクシーマディーと呼ばれているそうです）
シニカツ：とにかくびっくりした。去年と違っててびっくり。滑りは音もせずとてもピュア。彼女のFDのドレスは全FD、いや今週のベスト。プログラムには改良の余地がある。ニキータはもっとパートナーを見ながらツイズルしなきゃ。
ギレス＆ポワリエ：あまり惹かれなかった。FDの衣装はギレスがやぎ座・ポワリエがさそり座でプログラムのテーマ（自分にないものを相手にみつける？）を表現しているらしいけど伝わっているかは疑問。ギレスの姿勢がもっときれいになれば。最後のローテーショナルリフトは好きじゃない（おんぶみたいなリフト）。
最後はスケアメ会場で会った日本のスケートファンの方の話をされていました。写真付き。ドラえもんのかぶりものをされてるかたは熱心な高橋大輔ファンだそうですね。また日本にはスケートのチケットのブラックマーケットがあることにも言及。どこにでも試合を見に行くloveとpassionがすごいんだと。Ganba！Ganbatte！と激励していました笑
パイパーちゃんはヤギをイメージ、、だから髪型がちょっともこっとしてたのか。ニキータにツイズルのくだりを耳かっぽじって聞いてほしいです。ストルボワは去年もこんな感じだったからそこまで危険な状態だとは、、。
誤訳してたらすいません。
すごい！もう訳が…
英語難民なので、このコメント欄で内容を知ることができて嬉しいです！
ありがとうございます
私も昌磨くんの着氷、少し気になります。体が開く…とは違うかもしれないけど、着氷時のフリーレッグを高くあげれば、もっと加点がつくんじゃないかな…。
氷をスレスレで着氷する時があるので、タッチフットか？！とドキドキします。
短期間で3A、4T、リアル3Lzを習得できる力があるのですから、そこの癖も直らないかな…
スピード、幅、流れのあるジャンプは海外の解説者たちも絶賛されていましたね。
アーロンのPCSは、確かに高すぎだと感じました。アメリカ大会でなければ、優勝してましたね。
次も難敵が立ちはだかりますが、ファイナル目指して頑張れ、昌磨くん！！
宇野晶磨選手の部分を訳してみました。ご参考までに。J=ジェニー D=デヴィッド
*****
J: 宇野晶磨も高く評価するわ。LPを生で観られたのは最高だった。素晴らしかった。練習を見た時に気付いたのは…これまでもデイヴと私が言ってたことだけど、体が開いた着地姿勢。仕上げの時でも何度もステップアウトしていた。アクセルも着地時に体がかなり開いていた。なのにコーチは一度も直そうとしなかった。他の技術的部分はきっちり直していたけど。気付いたんだけど、着地の時もだけど3Sは途中で既に体が開いている。全てのジャンプで着地時に体が開く、それが弱点だと思う。だけどLPは本当に凄かった。
D: 彼自身言ってたね。LPではジャンプに重点を置き過ぎて演技やフットワークやスピンにあまり重点を置けなかったと思う、って。その辺りだね[改善するのは、という含み]。選手が正直に発言してくれるのは嬉しいね。課題を把握しているし今後に向けた見事な自己評価だと思う。彼は闘志があるね。諦めない。FSでは懸命にジャンプを着地していた。全て完璧に着地できたわけじゃなかったけどメドベデワのようにこらえてた。二人とも膝をよく曲げていた。着地が少し乱れても、膝を曲げろ曲げろとよく言うように、二人ともうまく行ったね。彼は冷静沈着で集中力のある競技者だと思う。優勝すると思ったな。惜しくも僅差で２位だったけどね。大活躍だった。きっと上出来のシーズンになる。宇野を観にここに来たのは日本人ファンが多かったけど、それは今年の話。この一年で宇野晶磨はスケアメでも大注目されるだろうね。日本では、この新星はこれからも昇り続けるだろう。
J: そうよね。彼は本当に凄い。
*****
自国の選手にも結構厳しい意見を出す二人ですが、宇野選手はかなりお気に入りの様子。宇野選手の大物オーラを感じたんでしょうか。ぜひファイナルに出場して欲しいです。
翻訳して下さってありがとうございます
全部知るとホントにすごい
こちらに伺うのは久しぶりですが…
皆さんJOの翻訳＆総評ありがとうございますm(__)m
訂正です。JO→アメリカです。失礼しました(^^;
宮原知子選手の部分です。ご参考までに。J＝ジェニー、D=デヴィット
J: さて知子だけど、彼女も演技の質が良い選手。練習を見ていてジャンプにびっくり仰天。というのもLzやFのピック＆チェックをしないの。気になるわ。コーチが何度も右側を入れるよう反復練習をさせてたのはすごくいいけど、チェックのために離氷のタイミングを長く取る練習をしているのを一度も見なかった。私が見逃しただけかもしれないけど。小柄な彼女に必要なのは、トゥピックにしっかり乗って上がるジャンプ。そうやって着氷してもエクセキューションで引っかかるけどね。美しいジャンプじゃないから。
D: うん、グレイシーのような選手と競合する訳だからね。グレイシーのジャンプは大きいし、その上、着氷もしっかりしてたのはプラスだよ。
J: そうね振り回されるから。
D: グレイシーは乗ると強い。根性もある。でなきゃマイナス1だけど。知子は技術面から見て同等だとは思えない。いつも安定性と他選手のミスに頼っている。セカンドマークについては…知子のスケーティングに心奪われる人もいるし、僕もエッジの質の高さは評価する。一つ気になるのは演技で感情を押さえてること。
J: そうね、全く顔に表情が無い。
（続く）
（続き）
D: 自分を解放して本当に音楽を感じるところまで行ってない。たぶん練習中は感じてるんだと思う。でも演技中はすごく制御しているのが見て取れる。だから安定しているんだけど。セカンドマークを更に上げることはできるよ。もっと自分を解き放ち音楽と観客とひとつになるんだ。
J: そうね、本当、全身で演技することね。でも信じられないほど練習熱心。3Lz-3Tを練習してて曲かけが出来なかった日、すぐ後で続けて４回もやったの。それって確かショートプログラム当日だったと思う。絶対に入れてやるって強い気持ちだったのね。知子も根性あるから最後まで闘い抜くでしょう。プログラムも余すところ無く練習するでしょうね。ただ技術面が少し心配。
*****
二人とも宮原選手のジャンプと表現力について厳しい意見を出していますね。でも良い部分にもちゃんと言及しています。個人的には宮原選手の表現力は控えめな輝きというか、静かな水面に凛と咲く蓮の花のような美しさが魅力だと思います。これは伝わる人には伝わっていると思うんですよね。でもジャッジ全員に伝えるためにはもっと何か工夫が必要なのかな。宮原選手独特の美しさを保ったまま大きく輝きますように。
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