TSLのロステレコム杯おさらい　(2015/11/22-英語)

和訳を投下します。二人のコメントの要約です。長いので選手に関係ない雑談は割愛しました。誤訳など気付いた方は修正・省略部分の付け足しなどしてくださると助かります。
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エレーナ・ラジオノワ
J: SPもLPも安定した演技。LPではメドベデワに及ばなかった。フリーは雑なスケーティングが目立つ。PCSは、特に演技力にいくつか9点がついたが、高過ぎるのでは。コーチが病気で帯同できなかった際、精神的に不安定になったようだ。コーチに頼り切るのはよくない。ある時期を過ぎると自分以外を頼ってはいけない。リプニツカヤは観客席からラジオノワにだけ拍手していた。
D:ラジオノワとリプニツカヤは仲がいいから。
エフゲニア・メドベデワ
J: 今季注目の選手。SPでルッツをミスしたが3Loで根性を見せた。フリーは素晴らしい。2Aは調整が必要。跳ぶ前に速度を上げて。
D: コーチ（エテリ・トゥトベリーゼ）のファッションがグレードアップ。色っぽく選手らを見守っていた。コーチはリプニツカヤのことはもう忘れているだろう。
(2. へ）

(3)
ポリーナ・エドムンズ
回転不足を巡りジャッジがフェア(D)か否(J)かで二人の意見が食い違う。ただしDによると3F+1Lo+3Sの不足はほんの僅かで、良くなって来てる。ルッツはもっと良くなった。
二人が考えるジャッジの反応が薄い理由:
1. スケートや立ち振る舞いが地方代表選手のよう。全米チャンピオンや五輪メダリストのように振る舞い、なれる選手だと思わせて欲しい。
2.リンクでは表情は変わるが体で表現していない。体全体を使い存在感を出すこと。つま先も手も伸びていない。バレリーナのフリをしてるだけ。
3. 存在感が無い。容姿も良く品もあるが、それ以上の何かが足りない。チャンピオンとして自分を心に描くこと。手足のコントロールがうまく出来ていない。モダンバレエの先生が必要。スター性を磨かないとジャッジの目は惹かない。
4. 緊張のため滑りが小さい。スケート技術を上達させることと、伸びやかさが必要。プログラム全体を支配しコントロールすること。それとスピードとパワー。ジャンプも回り切れるように修正すること。背が高いと欠点も目立つ。
D: スケート技術を直すなら、組む相手を変えた方がいい。有能なルディ（ガリンド）は別。次のレベルに行くなら誰かを探すべき。大学から離れコーチに関わっている母親とも離れ、自立して自分で舵を取るべき。勝ちたいなら言われたことをやるのではなく自ら行動しなきゃ。
J: 華麗なバレリーナを思い描いているなら、そのバレリーナになって欲しい。
(4)へ

(5)
ロス・マイナー
D: 銅メダル獲得に驚いた。SPは見事。SPは4回転回避、LPは4回転に挑戦し二つ目の3Aと共に失敗。3+3は上出来。スケアメ後、ステップアップした。今大会はいい出来。今年は世選出場も望める。ジェイソン（ブラウン）は腰に問題、アダム（リッポン）は全米に出場すれば世戦も可能。要はネイサンが全米で世戦出場がかかったプレッシャーに勝てるかどうか。ロスは自信もつけている。最高のスケーターとまでは行かないが、安定しているしアクセルも着氷している。世戦では頼りになるはず。自滅はない。
J: 数年前の安定感が完全には戻っていない。過去1、2シーズンは4回転を入れたせいか大きな遠征試合で失敗。でも3Lz+3Tや3回転が軽々できるんだから気にしないで。離氷時、3Aのエッジが変でハラハラする。だが素晴らしい3Aを二つ着氷できてるしSPも良い。
アダム・リッポン
J: 4Lzは不安定。3Aも不安定な時がありハラハラする。だが審判に愛されてる。LPの評価は高く今年の構成要素は評判が良い。同意？
D: 反対。SPは元気が無かったとタラソワがコメントしていた。いつものアダムは音楽を表現するけど、このLPはアダムから音楽が聞こえない。音楽と一つになってない。SPも同じ。SPから4回転を外すべき。3.9点ほどしか獲れてない。フリップに変えるべき。ライバルは多いし世戦出場のかかった全米も控えているので心配。ヴィンセント（ゾウ）ら地方大会で4回転と3A二つ入れる男子もいる。全米で構成点がどうなるか分からない。戦況は厳しい。アダムが世戦に出場できても順位は低いかも。世戦でメダル獲得を目指しているが4回転が役に立つとは思わない。
二人とも今年のアダムのプログラムは衣装も音楽も過剰で自分を見せていない、4回転はSPから外すべきとコメント。去年のLPが純粋なアダムですごく良かった、とJ。
(6)へ

(7)
ナム・ニューエン
J: 彼にとって残念なグランプリシリーズ。
D: 世戦ではミスが相次ぎ、ナムは実力より上位にランクされ5位になった。ジャッジはパニックし彼の採点をどうすべきかわからなくなったのでは。ナムの採点が辛い気が。ダンスはできるし動きもいい。だが振付けがない。ユロスポもナムの振付けはフットワークだけだとコメント。見せ場がない。エッジの質や動作で魅せられない。ポイントは稼げてもスケーターとして何も語りかけない。彼には視点が必要。まだ若いけど自分が誰なのか把握し示して欲しい。ジュニアじゃない氷上の「男」としては物足りない。必要なのは強烈な個性とエッジの改善。手足を伸ばして。衣装は子供っぽく見える。LPのシャツはズボンに入れて。新しいシャツにした方が。首のチョーカーも外して。プロムに行く高校生みたいだ。スケーティングは課題が多く調整が必要。順位を上げて欲しい。いつも傍にいるハビエルの存在が4回転のモチベーションになるだろうけど、それ以外のスケーティング技術を全て磨かなきゃ。
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アップするタイミングを外してしまい、遅くなりました。

どういたしまして。お役に立てれば嬉しいです。
本郷選手は昨年と同じ総合７位。あと一歩でしたね。ゴールド選手の欠場に伴い、繰り上げでファイナルに出場した去年を思い出します。今季のファイナルは、女子は日本、アメリカ、ロシアの三国から二人ずつ出場。これが女子シングルのトップ三国なんだなあと実感しています。
ところで、今回、テロでフリー中止となったフランス大会に出場した選手が７位ならファイナル出場となる、と決まったとP.J.クォンがカート・ブラウニングの対談で言っていました。トゥクタミシェワ選手はフランス大会に出ていましたが、8位。こちらもあと一歩でしたね。
リプニツカヤ選手はピトキーエフ選手と仲良しなのかな？　コフトゥン選手は観客席で女の子といちゃいちゃしてたとTSLで言ってました。だから戦績が悪かったんじゃないのとネタになってました（笑）。