羽生結弦　ＮＨＫ杯スペシャルエキシビション　(解説：日本語)

他の選手の「レクイエム」は、羽生選手の「天と地のレクイエム」とはもちろん別の曲です。

212さん、きのうこの記事を目にして、自分のしらないことだったので、
興味深く読みました。
松尾さんの天と地のレクイエム、宮本さんがyoutubeで見られたのも偶然ではなく
必然だったのかもしれないですね。
そして松尾さんの、羽生くんが演じてたレクイエムの感想もきけて、その感動ぶりに、作曲者として冥利につきているんじゃないかと思いました。
このEXは、特別な思いでいつも滑ってるように感じます。
記事のほうも見ました。ありがとうございます。

東日本大震災から４年１１ヶ月でした。
５年ひと区切りが近いということで震災関連のニュースや特番が増えています。
今日はＮＨＫ杯フィギュア・スペシャルエキシビションが再放送されて、鈴木さんの演技からですが、また観ていました。
１１日に観ているというだけで心の持ち方が違ってしまうのか、演技の印象が違って見えました。あの日が鮮明に蘇って今日は胸が痛かったです。
羽生君のレクイエム・・・グランプリシリーズが終わったあたりから彼は試合後のエキシビはこのプログラムは必ず滑るのだろうと確信して、私がコメントするとき「明るいプログラム希望」というコメントを控えるようになりました。そうでないと一生懸命に被災地を思って演じてくれる羽生君に悪いと思えたからです。
羽生君がここまで被災地のために頑張っているのは、自分の体験だけではなくて、被害が甚大だった石巻の中学校に勤務していたお父さんを通じて聞いた話もあると思います。
その当時羽生君より一つ上の高２だったうちの子はずっとボランティアで津波の後片付けをしていましたが、他の高校生も何かしらボランティアをしていました。
当時の羽生君は他の同年代の子のように動けなかったことをずっと心の痛みとしてあったことでしょうし、訪問した被災地で感じたもの…そういった様々な思いから今自分ができることを精一杯やりたいと思うのもわかる気がします。

２０１４年２月１９日に、Bloomberg　Webサイトに掲載された記事が偶然に目にしました。
ソチオリンピック金メダリストを獲得した羽生くんと震災についてのものですが、著者がブルームバーグ・ビューのコラムニストのペセック氏です。経済専門家の彼は当時どう見ていたのか、一読する価値があります。
http://www.w-index.com/outside/newsblank.html

空(リス）さん　ウィリアム・ペセック氏の記事のご紹介ありがとうございます。
うまくアクセスできなかったので、キーワードで検索したら読めました。
【コラム】金メダリスト羽生結弦が故郷のためにできること
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N16YWT6S972W01.html
以下、その記事の中からの一部抜粋です。かなり省略しています。
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突然、五輪出場を目指すよりも生き残ることが大事になった。
競技後の記者会見で震災について尋ねられた時の答えも金メダル級だった。話すのがとても難しい話題だと断った上で、「金メダリストになれたからこそ復興のためにできることがあるはずです。これがスタートになると思います」と語った。
羽生が本当に東北の人々の役に立ちたいと思うなら、彼らの困難が世界の目に触れるようにしてほしい。もちろん、故郷を訪れてファンの高校生を前に講演したり、給食施設で食事を配ったりもできる。しかし本当に役立つのは東北を忘れるなと政府に訴えることかもしれない
大半の日本人はこうした東北の人々の苦難を忘れてしまったかのようだ。
彼らと国民の目が安全で居心地のいい生活へと帰っていくと東北の人は、日本が被災者を忘れていないことを示す宣伝の小道具に自分たちが使われたような気がしてくる。
羽生はインタビューや講演の依頼を全て引き受け、ただ一点を主張し続けるべきだ。「東北を忘れないで」と。
五輪の金メダリストは強力なブランドだ。ナイキと契約して良い暮らしをすることもできるが、羽生が震災の被災者の役に立ちたい気持ちは本物のようだ。ならば、故郷へ戻って世界のカメラの前で手を振るだけでいい。

ミヤギノハギさんは宮城の方なんですね。
羽生選手のお父さん、石巻の学校に赴任されていたのですか。
震災後もさぞ大変なご苦労があったことと思います。
子供達へのPTSDや不眠や心身の不調への対処なども。
＞高２だったうちの子はずっとボランティアで津波の後片付けをしていましたが、他の高校生も何かしらボランティアをしていました。
うちの息子も高校生ですが、被災地の高校生などとの被災地での交流があればいいのになと思っていました。修学旅行も東北へ全国から行けば良いのにと。被災地で見て学んで意識が変わるのではと思ったり。
お子さんは、震災後、大きくかわられましたか。

神戸淡路の震災でも、被災者の人たちが一番おそれていることは、「忘れられてしまうこと」だと聞きました。
神戸の場合は、しばらく日数が過ぎると、電車で30分もかからないような土地では、今までと変わらない何事もなかったかのような生活があり、被災地との落差にショックを受ける人が多かった。でも、場所的にも復興はしやすかった。比較的裕福な人が多い事も関係したかも。
東北の場合は、いまだに行方不明者が大勢いらっしゃるというのが、残された人達にとっても大きく違うそうで。
東北の被災者の方達もやはり「忘れられてしまうこと」を心配している人が多いみたいですね。
羽生選手の「天と地のレクイエム」は、東北・・へのレクイエムだけではなくて、過去・現在進行形・未来にもわたっているような気がしていつも見ています。
日本だけではなくて、世界中、地球レベル？　でのレクイエム
何か本当にシャーマンみたいで、ありがとうございます、羽生選手って感じ。