TheSkatingLesson.comのデイヴィッド・リースとオペラ歌手の ジョナサン・ベイヤーがスケートアメリカ2019について語った動画です。映像は「TheSkatingLesson.com」のYoutube公式チャンネルで公開されたものです。
アメリカ ・ラスベガス開催、スケートアメリカ2019の日程、出場選手、結果、動画リンク。女子はアンナ・シェルバコワが優勝、坂本花織4位、樋口新葉6位。男子はネイサン・チェンが優勝、友野 一希 5位、島田高志郎10位。
2:15 エテリ・トゥトベリーゼ目撃
女子シングル:
10:25カレン・チェン 🇺🇸
15:30 イー・クリスティ・レオン🇭🇰
16:20 アンバー・グレン 🇺🇸
21:55 樋口新葉🇯🇵
23:10 エリザベータ・トゥクタミシェワ 🇷🇺
29:15 坂本花織🇯🇵
34:25 アンナ・シェルバコワ 🇷🇺
42:15 イム・ウンス🇰🇷
49:15 ブレイディ・テネル🇺🇸
52:25 アイスダンス
1:09:50 ペア
男子シングル:
1:26:00ドミトリー・アリエフ🇷🇺
1:28:25ネイサン・チェン🇺🇸
1:32:50ジェイソン・ブラウン🇺🇸
1:42:35ミハル・ブジェジナ🇨🇿
1:44:30キーガン・メッシング🇨🇦
1:46:50アレクセイ・クラスノジョン🇺🇸
1:47:40友野 一希 🇯🇵
1:51:05金博洋[キン・ハクヨウ]/ボーヤン・ジン🇨🇳
1:52:30スケートカナダプレビュー
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“TSL スケートアメリカ2019のおさらい (2019/10/22-英語)” への13件のコメント
スケートアメリカ、日本女子の部分をまとめてみました。意訳・省略ありです。ご参考までに…。誤訳その他、お気づきの点を指摘していただけると助かります。
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6位 樋口新葉
SPは全体的に良かった。前日の公式練習では新葉も花織もジャンプをいくつかパンクしていた。SPは頑張った新葉だが、終盤は息が上がっていた。足の怪我を抱えているので日本で今後どうなるか心配だ。
そう思うとFSはアデルに戻して『スカイフォール』で氷上をスライディングする姿をもう一度見せて欲しい。五輪直後の世戦で見せたあの盛り上がりが新葉に必要だ。
SPは昨季のポップミュージックの方が良かった。前哨戦の様子から今季は全く期待できないと思っていたが、よく滑り切ったと思う。今大会のSPの順位でモチベーションが上がるかもしれない。
4位 坂本花織
両プロとも花織にピッタリだ。花織の個性を生かしたプロを選んでいる。アンバー・グレンもこのように選曲すべき。今回は技術面でうまく行かなかったが、ノーミスならビートが効いて盛り上がる『マトリックス』で大いに観客を沸かせただろう。スクワットもいい。運動能力が高い。力強さがよく伝わる。体を傾けた片足スパイラルは、まるで上げた足でジャッジの頭を蹴り倒して行くよう(笑)。ポジションは全く美的と言えない。特にジャッジ側からあのアングルは(笑)。
SPの『NO ROOTS』も素朴で飾らない花織に合ったプロだと思う。SPにおける花織とブレイディ・テネルの差はスピードとスピンだろう。花織のスピンはブレイディほどGOEが取れない。ブレイディほど伸びやかさもない。膝は花織の方が深く使えているが、フリーレッグはブレイディの方がよく伸びている。その違いは大きい。二人ともブノワ(リショー)の振り付けだが、花織の方がスムーズだ。ブノワとよく練習し、プロを理解しているのだろう。ブレイディより花織の方がSPの洗練度が高いと思った。
だが、全体的に花織は要素や滑走時のスピードが遅かった。ネペラ杯でも演技を観たが、両プロともまだこれからだと思う。全日本までには思い通りに良い演技が出来るだろう。だが今のところ、まだ滑らされている感じだ。今季の日本女子は怪我を抱えた選手が多いようなので、じっくり改善して行けば全日本で存在感を示せるだろう。
混沌とした日本のトップ女子の状況を考えると、新葉の再度世戦出場があるもしれない。今のところ、どの選手も不安定だが花織と新葉はいい線行くかも。
だが今季、二人はロシアに太刀打ちできないと思う。今季の表彰台はロシアが独占するのでは。(紀平)梨花がダークホースにならない限り、エテリチームと競える者はいないと思う。
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以上です。
FSF様
翻訳ありがとうございます!!
管理人様 動画紹介
ありがとうございました。
The video is excellent. I loved watching it.
FSFさん、毎度毎度有難う御座います。
ワイドなショーぐらいにお気楽に適当に楽しんでみているけど、今回の話はちょっと同意な部分もあるかな。
まあ今のところ、日本女子は不安要素が目立ちますかね。
昨季の今の時期の方がまだ希望があった気がしますが…
クワド持ちのジュニア上がり勢に敵わないのはもちろん、
その1ランク下の技術点のザギトワ、メドべ、テネルらにも大きく点差開いてるのが痛い。
GPFに出れる選手がいるかどうか…の厳しいラインな気がします。
とはいえ、全日本、ワールドにターゲット合わせて頑張ってほしい。
スケートアメリカ、女子シングルの続きです。前回、入れられなかった山下選手と1~3位をまとめてみました。意訳・省略ありです。ご参考までに…。誤訳その他、お気づきの点を指摘していただけると助かります。
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12位 山下真瑚
(SPの)選曲がひど過ぎる。耳障り。奇抜でおもしろいとも言えるが、いい演技ができなかったのでおもしろさは感じられず、単に酷い曲としか思えなかった。FSも残念な演技内容になった。
1位 アンナ・シェルバコワ
SPでまさかのミスが出て心配した。だが、FSは完璧に演じ切り、大逆転。エテリならあの演技を引き出すと思っていた。どんなプレッシャーのかけ方をしたのか分からないが、アンナの人格形成に良くなさそうだ。アンナの体重制限は38キロ以下とのこと。長期的には維持できないと思う。こういった手法が問題にならないのは、おそらく親にマンションや車が手に入ったりするのだろう。バッククロスで転倒した時は、アンナに同情した。高い音楽性を備えた選手だ。音ハメがうまく、曲と調和した演技をする。
SP後、キスクラでのエテリとダニー(グレイへンガウス)の冷たい態度が会場で話題になっていた。
4Lzに関して言うと、FSの構成は素晴らしい。もし4Lzが3Lzになった場合は代案を用意してあるだろう。このプロは実質、ルッツ4本にアクセル2本だ。後半跳ぶジャンプの種類は3F、3Lo、1Eu、3S。だからウォーミングアップの大半はルッツやルッツコンボの反復練習に使い、本番に備える。
だが、本番直前のウォーミングアップで4Lzを転倒。4Lzを成功させれば優勝だとみんなが思っていた。だが失敗した時のツケは大きい。大勝を期待された大会なのにエテリの前で負ければ、どうなるか。
FS直前、エテリが何度もジェスチャーを交えLzを指導していた。アンナは必死で演じた。あの瞬間に家族の生活がかかっていたのかもしれない。エテリガールズはみんなそんな雰囲気だ。そしてアンナは成功させた。2本目の4Lzはレビューが入ったが、すごいスピードと飛距離だった。スピードも伸びやかさもあり、音楽をよく聞きパターンも大きくて良かった。
アンナは、かま足のサーシャ・コーエンだ。滑りやジャンプの着氷時のエッジがフラット気味。足首までは美しいが、足元は…。そこを改善して欲しい。その他は全て美しい。タイツは別として。アンナはサイズ的にジュニアに見える。
2位 ブレイディ・テネル
SPは上半身を使った鋭角の動作が多すぎる。試合では緊張で上半身が固くなるので、これでは固さが目立ってしまう。上半身から鋭角の動作をいくらか省き、手足の力を抜いて美観とムードを演出できないだろうか。
クロスオーバーでスムーズに氷上を移動する。伸びやかさもある。膝は固いが、努力家のブレイディは懸命に膝を曲げている。
衣装も狙いが良く分からない。SPの深紅はいいとしても髪の色は変えたほうがいい。プラチナブロンドか暗色か。ブノワの先鋭的な振付に合わせ、外見も先鋭的にすればいいと思う。SP衣装は細身の女性版サンタクロースのよう。
FSの衣装もふさわしくない。もっと濃い紫がいい。衣装の材質が安物に見える。これではPCSの助けにならない。とは言え、今大会最悪の衣装といわけではない。ハベル/ダナヒュー組がいる。
GPF出場はどうだろう?来週のカナダ大会は激戦だ。梨花、メドベデワ、トゥルソワ、ユ・ヨンが出る。メドベデワには勝てると思う。ノーミスならユ・ヨンにも勝てそうだ。
だが、連戦の疲れがブレイディに出るかもしれない。それでもジャッジの支持を得てユ・ヨンには勝てると思う。トゥクタミシェワが1試合目で3位だったので、ブレイディが2位と3位を獲ればGPF出場争いがおもしろくなる。
梨花はブレイディの上位になるだろう。だが、何が起こるかは分からない。カナダ大会は特に女子とペアの層が厚い。スケートアメリカも女子の層が厚かった。花織はGPF出場を逃すかも。
GPF出場候補は、トゥルソワ、シェルバコワ、コストルナヤ、それとジャパンオープンを観た上で今のところザギトワ、そして梨花。あと1枠はトゥクタミシェワかブレイディだと思う。花織は下位に沈んでいるし、ウンスもGPF出場はなさそうなので。
3位 エリザベータ・トゥクタミシェワ
ダークなアイシャドウに濃いメイク。FSの衣装はブラックジャックのディーラーぽくてラスベガスにぴったりだ。スルツカヤやブッテルスカヤ時代の雰囲気を持つエリザベータが好きなファンは多い。
スコアが出た時、エリザベータは怒っていた。だが、氷上でのパワーが幾分、落ちたようだ。いつものスピードも鳴りを潜め、リンクカバー率も思ったほどではなかった。高速滑走で大きなジャンプを跳ぶ姿を期待していたが、パターンは小さくFSではステップシークエンスで小休止していた。それではレベルやGOEが取れない。分かった上での選択なのだろうが。3Aはエキサイティングだった。だが期待したほどではなかった。元気が無かったように思う。
先週、フィンランドに遠征したばかり。連戦の疲れだけでなく、時差も影響したのだろう。3位となったが、次の大会も3位かもしれない。GPF出場は叶うだろうか?その厳しさを知るエリザベータは表彰台で不機嫌な顔をしていた。要素は全てこなしたが、スピンのポジションやスピードは劣っていた。SPは決められるジャンプを決められなかった。ジャンプ以外の要素とPCSが足を引っ張った。
フィンランディア杯のSPは、F+TとLzを跳んだ。だが今大会はT+Tに変え、ミスが出た。得意なLzも質が高くなかった。SPではジャンプの前に色々入れようとしていた。それがジャンプの劣化につながったのだろう。つなぎやスピードで競うのは難しいと思う。SPはトゥジャンプの踏切りに少しミスが出た。もっといいジャンプが跳べると思う。だが、スピンの回転が速い選手やスピードのある選手らと競うのは難しい。これはFSからも見て取れる。3Aの得点もさほど高くなかった。
ジャッジはエリザベータを支持してなかったと思う。正当化できる範囲で点数の水増し、もしくは他の選手を下げることでエリザベータの後押しができたはず。にもかかわらず、そうしなかったのは興味深い。
ジャッジを真似て採点してみたが、GOE+2以上はつけられなかった。特にステップシークエンスはスピードが無かった。レイバックスピンは+1、要素の中で最も点を高くつけたのは1本目の3A。3Lz+2Aはかなり傾いていたのでGOEはゼロ。ボーナス点のつく後半の2A+3T+2Tも傾き、スピードも無かった。ジャンプは+1、最高+2の出来だった。
ライバル選手達は基礎点の高い要素を入れていたので、厳しい闘いになった。ロシアかカザフスタンのジャッジがエリザベータにかなり高いPCSをつけていた。だが、生で観ていてもスピードとアイスカバー率の低さは明らかだった。PCSはこれでほぼ決まると思う。スピードがあれば、振り付けた腕の動きももっと楽しめるのだが。
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以上です。
FSF様、本当にお疲れ様!感謝、感謝!お陰様でよーく分かります!!
大変!ロシア勢圧勝がオリンピック迄続く感じ!悲しいのはSPを失敗したシェル姫に、エテリ氏が冷たい事!体重38キロなんて人間じゃない!豪華な生活目当てにスケートする少女達って悲しいな!
ロシア少女達も今後体型変化を乗り越えられるかどうかは疑問。日本女子は辛い今を黙々と耐え自分磨きに賭けて欲しい。
カオリンには相当期待していたので怪我はショック!思うにSP,FS共難しすぎて負担なのでは?少し難易度を落とすのも一つの道に思える。頑張って!!
管理人さん、FSFさんいつもありがとうございます。
このお二人はいつもテネルの髪型が気になっているようですね。(笑)
以前も試合の外でテネルが髪を下ろしているときの姿は絶賛していました。
(本当はゴージャスなのにとかそんな感じでした。)
私もテネル、さかもっちゃんの髪型は気になります。
二人共見せ方があまりうまくない。
テネル選手は髪をまとめてしまい過ぎて顔の細さが強調されすぎて正直に書くと馬ぽく、さかもちゃんは富士額がこけし感。
共に髪はグレイシーやまりんちゃんのように横に流したらいいのにと思うのですが、実際坂本選手は前髪を斜めに下ろしていたときは好評だったと思うのですが、、。
二人の振り付け師はあんなにお洒落感(髪型はいつも同じですが、、)漂わせているのに髪型、メイク、衣装のアドバイスはしないんですかね?
(さかもっちゃんにはほっぺひっぱり、鼻をつぶしと遠慮のなさそうな間柄に見えますが、、、。
マイフェアレディ風に奥様と一緒に変身させてほしいと妄想中)
この試合には出ていませんが横井選手も髪を全部上にあげるよりは流した方がきれいに見える選手です、先の大会のフリーの時は横に流していて初めて(失礼!)美人さんに見えました。
そういう視点ではリーザのカジュアルな髪の結び方、二人の娘(!)マリンちゃん、ソヨンは完璧かなと思います。
ネイサンの衣装についてももっと言って欲しい。
目指すところは体操選手のようなものなのか、かまわな過ぎです。
今のが最終ではないといっても、全米の時にはただのパターン違いのバクになるだけではと思っています。
(今年は白と黒のグルグルか?)
このお二人のお話はテレビの実況と違って、こうした衣装のことやリング外のことなども話されるのでフィギュアの井戸端会議を聞いているようで楽しいです。
長々と失礼しました。
スケートアメリカ男子1位-3位と友野選手の部分をまとめてみました。意訳・省略ありです。ご参考までに…。誤訳その他、お気づきの点を指摘していただけると助かります。
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男子
1位 ネイサン・チェン
4回転でよくステップアウトするネイサンだが、それでも素晴らしいジャンプを跳ぶ。今回は4Lzの着氷にターンが入った。GOEが高くついていれば、着氷ミスを差し引いてもわずかにGOEプラスとなる。だが、4回転の中で最高難度の4Lzなのでジャンプの入りと出がシンプルなのはやむを得ないにしても、そこを踏まえると、あのGOEはちょっと出し過ぎだと思う。だが(ホームアドバンテージのある)スケートアメリカだから。
予定していた4T+1Eu+3Fがパンクして2Fになり、ネイサンは腹を立て空中で唸り声を上げていた。終盤、(4Tを)パンクして2Tになったので記録達成とはならなかったが、いい演技だった。ジャパンオープンより良かったと思う。
衣装のシャツは変更することになるだろう。かなり評判が悪かった。カラフル過ぎるからか?個人的には体にフィットしていないのが問題。エルトン・ジョン自身、奇抜なファッションなんだが。
カッコつけたネイサンのフットワークが観客に大いに受けていた。
2位 ジェイソン・ブラウン
『シンドラーのリスト』を演じるのにバギーパンツにキラキラのカマーバンドはなぜ?鎮魂の祈りに適した衣装だろうか?立ち上がって旗を振る観客の反応も適切だろうか?(訳注: このジョナサンの意見にデイヴは、鎮魂の祈りがテーマだと思わないと反論。)
約2年ぶりのスケアメ出場にジェイソンは大興奮していた。『シンドラーのリスト』は美しいプロだが、暗い。真面目で凛としたジョシュア・ファリスや(宮原)知子には合うが、屈託のないジェイソンには合わないと思う。美しさより真剣味や深みが求められるプロだ。
SPはジェイソンによく合うと思う。アクセルをパンクしたのは致命的だった。あれほど加点を稼いでもトップ3には及ばすSP4位。シニア男子なら3Aは決めたい。
ジェイソンはトレイシー(ウィルソン)のお気に入り。FS演技直後、リンから歩いてきたジェイソンにトレイシーは「ループはどうしたの?」と言っていた。オーサーのイーヨー的ネガティブエネルギーは、ジェイソンに合わないようだ。キスクラにオーサーがいるとジェイソンは居心地悪そうに見える。
ループは以前から問題があり、試合では何度もパンクしていた。以前、FSはいつもノーミスで滑っていたのだが。フリップは良かった。特にSP。今大会中、最高のソロジャンプだと思う。フリップは何年もジェイソンの得点源だ。アクセルも昨季は良かったが、SPでパンクしたのは緊張したのだろう。なかなか高い競争力を持てない。特にジャンプを全部成功させない限り。
必須とされる要素の数が8から7に減った事が、なぜかジェイソンに悪影響を与えている。ルール改定後、ミスが良く出るようになった。理由は分からない。
FSは良いプロだと思うが、特に感動しなかった。終盤、感情を表に出していたがアカデミー賞並みの演技とは言えない。感情も物語もリアルに伝わって来なかった。個々の場面は華麗だが、それらがどうつながるのか分からなかった。美しいキャッチフットスピンなど、個別では見事な技だが、それらが一つの主題を形成していない。そこは押さえる必要があると思う。スピンは素晴らしいが、このプロに特化した仕様ではない。
2013-2014年のSPとFS、プリンスプロとリバーダンスは良かった。両方とも明るいプロで物語ではなくダンスがメインだった。ロヒーン(ワード)振り付けの昨季と今季のSPは今季のFSより良かった。
成功させた要素は質が高いが、安定感がない。
3位 ドミトリー・アリエフ
タバコの煙が充満したカジノにシャワーも浴びず一週間閉じこもっていたような雰囲気だった。ムーディーで暗い『サウンド・オブ・サイレンス』は目新しくもない。
しかし、動きは華麗だ。誰よりも体全体を使い、背中と腕が最高に美しい。詩的だ。だが、スピードが落ちていた。もっと良いスピンを見せて欲しかった。時に今大会は世界屈指のスピナーが出場しているので。エレガントなドミトリエフにふさわしくないスピンだった。2.5回転のルッツも褒められない。だが、SPの4Lz+3Tは良かった。FSで4回転を2本跳び挽回した。いい線行っていると思う。
体調も良く準備もよくできている様子。ミスが出たのが残念。ジェイソンには勝たなくては。アクセルのパンクはあり得ない。あれで10点は失った。跳んでいればジェイソンに楽に勝てた。
コーラーはジェイソンに対し甘かったと思う。4回転を2本跳んだドミトリエフがジェイソンに負けるとは納得できない。しかもSPでも4回転を2本跳んでいる。それにドミトリエフはジャンプだけでなくスケーティングも美しい。ジェイソンほどのスピナーでもエッジ使いがうまいわけでもないが、芸術性の高いスケーターだ。
5位 友野一希
お気に入り選手。SPはいまひとつだったが、FSは素晴らしい見せ場がいくつかあった。FSはミーシャ・ジーがハッケンサック時代の高橋大輔をイメージして作った雰囲気。ベルベットのワンジー衣装を着てニコライ・モロゾフが帯同していた頃の高橋だ。2008年の高橋のように友野は氷上で熱く踊っていた。彼はスターになれる。
編曲がお粗末。曲と曲のつなぎが唐突でスムーズに移行しない。
(ミーシャ・ジーに師事している)ウンスと友野にはボードをバンバン叩いて熱く指導してくれる年配の酔いどれロシア人コーチが必要だと思う。着氷時にしっかりチェック姿勢が取れるよう。
もう少し安定感が出て積極的になれば友野は日本でスター選手になれる。フリーレッグがコントロールできない宇野昌磨はジャンプがどうなるか分からない。友野は本物だ。全て備わっている。観客にもジャッジにも愛されている。伸びやかで魅力的な滑りを見せる。まるでジャンプを装備したジェイソン・ブラウンだ。
*****
以上です。
FSF様、いつも翻訳ありがとうございます。
2人は友野君の魅力に気付いたみたいですね!
友野くん、このサイト見てないかな?2人が褒めている事、教えてあげたいですねぇ。
訂正と補足です。
ジェイソン・ブラウン選手
第四段落一行目
×FS演技直後、リンから歩いてきた
〇FS演技直後、リンクから歩いてきた
友野一希選手
イム・ウンス選手と友野選手にロシア人コーチが必要というくだりの補足です。
D&Jによるとラファエル・アルトゥニアンコーチのもとを去ったイム・ウンス選手に現在ミーシャ・ジーがアシスタントコーチとしてついているとの事。ミーシャは友野選手のコーチでもあるので、コーチとしてまだ駆け出しのミーシャが大事な時期にある有望選手を二人も抱えている現状をD&Jは心配しているようでした。こういう流れでの「ロシア人コーチが必要」という意見です。
このロシア人コーチの名前は出していませんが、文脈からモロゾフコーチの事だと思います。
すみません。
思いっきり間違いました。
二人の娘のところウンス選手ですね。
ソヨンっていったい誰やねん。
FSFさま、いつもたくさんの翻訳をありがとうございます。
あの時の評価はどうだったのかなと振り返って読ませて頂いたり
FSFさまの翻訳は大変貴重です、本当にいつも感謝です♡
ウンスちゃんと友野君にロシア人コーチモロゾフさん…
ウンスちゃんが濱田コーチですともっと伸びそうですね
でもいろいろと難しいのですね。
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