TSL　全日本選手権2020のおさらい　(2020/12/28)

ヤッター～♪　

✨47：43-51✨

❤(^^りかちゃん は✨目を見張るものがあり✨困難をのり越えて✨得点を上げた✨～♪　

男子の1-3位をまとめてみました。意訳、省略ありです。ご参考までに…。誤訳など、お気づきの点があればご指摘いただけると助かります。
＊＊＊＊＊

羽生結弦
（SP）衣装のパンツはもっと良い合皮素材があったのでは。カート・ブラウニングがSOIで履いていたパンツを再現できないだろうか。あれはカッコ良かった。フィギュアスケートの衣装を本革っぽく見せるには、伸縮性の高い合皮を代用する。だが、合皮をクールに見せるのは難しい。衣装も振付も初戦にしてはレベルが高いと思う。今後、どちらも進化するだろう。楽しみだ。

このプロを五輪に採用するとは思わない。4年前のプリンスプロを思わせるし、似た動きも多い。アイデアは面白いと思う。個人的に羽生にはショパンの曲が最高だと思うので始めは少しがっかりしたが、納得している。羽生はこのようにアップテンポで派手なエキシビション向けの曲も真逆のクラシックも滑りこなせる。観客を楽しませるナンバーだ。

昌磨もだが、人は興奮し過ぎると失敗しがち。熱くなり過ぎず自制できるのが羽生の凄さ。冷静にしかもカッコよくジャンプを跳ぶ。キスクラでランビエールが昌磨に「エネルギーをうまく抑えたね」と言っていたが、昌磨は羽生より少しワイルドで違った魅力がある。『レット・ミー・エンターテイン・ユー』もワイルドなプロだ。だが、羽生の演技や技術があれほど長けているのは自制心に裏打ちされているからだ。ワイルドなプロに自制心。奇妙なことに、この二つが並存している。

羽生がショパンや『秋によせて』を演じると、曲と一体になり荘厳な雰囲気が生まれる。今大会は曲を楽しんでいたようだが、音楽と一つになってはいなかった。そこには微妙な違いがある。五輪シーズンは壮大なクラシックをやるべき。新記録を打ち立てられる。このプロは今季には良いと思う。楽しい曲だし観ている方も楽しくなる。今季のプレッシャーを取り除いてくれる。

長期間、先の見えない状況が続く中、羽生が健康でやる気と安定感があるのは何よりだ。単独練習にもかかわらず好調を保っている。約10か月ぶりの実戦復帰、しかも初戦が全日本。この厳しい状況下、期待を背負いながら素晴らしい演技を見せた。プーさんの雨が降らないのは寂しいが、演技を堪能した。

SP、FS共にもっと良いプロを滑る力が羽生にはあると思う。FSのステップシークエンスとコリオグラフィックシークエンスは、とても良かった。音楽に合った腕の動きが生き生きとしていた。

羽生は技術が高く滑りや動きが非常に美しい。魅せるスケーターだ。それなのにFSは見ているこちらの集中が途切れる瞬間が何度かあった。前回のプロのリピート部分が多い。今回は言わば初稿。このFSを五輪プロにするなら手を入れ続けなければ。良プロだが名作『SEIMEI』のようなパンチがない。『SEIMEI』は徐々に盛り上げ熱狂的クライマックスに持っていく。両腕を開くフィニッシュは最高だ。対してこちらプロはそういった盛り上がりに欠ける。3つ目の金メダルを狙うなら最高のプロを用意しなくては。

コーチ不在にもかかわらず羽生は好調を維持している。4Sや4Tと同じレベルで4Loを着氷できるようになった。凄いジャンプだ。GOEが高くて当然。海外のライバルには高いGOEを得ている者が多いが、羽生のジャンプを見本とすべき。FSは215.83。このプロに勝つのは難しい。

技術構成はネイサン・チェンの方が高い。だが、ネイサンはこれほど高いGOEは得られない。スピンやステップも同様だ。ユヅはSPのスピンが無得点となったが、調整可能だ。ステップシークエンスと最後のコンビネーションスピンでレベルをひとつ落としたのも全て修復可能。10か月ぶりの初戦で新プロを二つ演じた。よく準備できていた。しかもまだピークに達していない。まだ一年ある。4Fや4Lzはプラスになるだろうが、4Aは必要ないと思う。構成点は当然、非常に高い。

ネイサンより羽生の演技に魅力を感じる。感情移入できる。ジャッジも同じだと思う。数値化や説明はできないが、なぜか楽しめる。4Sと4Lo、そして4Tが 2本。4Lzや4Fは無いが、超絶技術を駆使した入り、つなぎ、出を高い完成度でやってのける。滑りもネイサンより上だと思う。ネイサンは羽生ほどスピンで点を稼げない。二人の力量には、もっと良いプロがふさわしいと思う。

ミーシンの指導を受けたコリヤダのエキシビションは素晴らしかった。SPにすべきという声もある。昌磨も加え、この4選手間でのハイレベルな闘いになるだろう。ハビ（フェルナンデス）が居た2018年のように。この4人から目が離せない。強豪揃いのリレハンメル五輪を思わせる。

宇野昌磨
FSは芸術的に最高の構成だと思う。虜になった。SPも凄く良い。羽生のFSは大河ドラマ『天と地と』のサウンドトラックだが、昌磨のSPは踊るために作られたクラブミュージック。BGM的なサウンドトラックとは本質的に違う。FSの『ダンシング・オン・マイ・オウン』は、は文字通り一人で踊るという意味。感性豊かな昌磨が歌詞に込められた感情を感じ取り見る者に訴える。踊れる曲は情感をかき立てる。昌磨の演技の方が楽しめた。

演技終盤に最高のスケーティング技術を見せた。完璧なパフォーマンスではなかったが、PE、CH、INに9.25はちょっと低いと思う。TRはもっと高い点数が出てもよかった。ステファン(ランビエールコーチ)は技術指導を精一杯しているだろうが、昌磨の着氷は完璧とは言えない。ここしばらくよりは良くなっていると思う。3Aの入りは以前ほど荒くなく、よく集中できていた。いくつかミスは出たが、よく練習でき集中している様子。昌磨にとってもこれが初戦。メンタルの準備は万端だったようだ。

世選がキャンセルになった場合、ロシアは何か大会を準備している。米国、日本、カナダも仮想大会もしくは国内大会を開き、3月までトップ選手らを競わせて欲しい。技に磨きをかけ気持ちを強く維持するために。高難度ジャンプの練習を続けたい選手もいるだろうが。昌磨やユヅにとってシーズンは始まったばかり。最低あと一試合、出る機会が欲しい。ロシアがヨーロッパ選手権の自国版を開催しているように日本も全日本をもう一度開催しては？二人とも好調だし、プレッシャーのかかる大会で技を試す機会を歓迎するのでは。

昌磨のFSは動作も感情表現も素晴らしく文句ない出だしだった。まず4Sと4Fを跳んだ。次は4Tが3Tになった。そして3Aの後、4Tを2本続け、もう一本3Aを跳んだ。最初に跳び損ねた4Tを後半に入れたが、本来のジャンプ構成はどうなっていたのだろう？3Tにならなければ4Loを入れるつもりだったのでは。

ランビエールは昌磨の指導に時間をかけている。ランビエールの指導下で昌磨の安定感がぐっと増した。ストロークのペースを含め全てが調整されている。オーラさえ落ち着いている。過去の昌磨はペース配分がうまくできていなかった。長い間、見事なプロを演じて来たが、後半、必死の形相で3Aを跳んでいたこともあった。そこが昌磨に興奮させられる部分でもあるのだが。安定感に欠けるので、毎シーズン世界のトップ3～4位にいても優勝候補に上がらず銀メダル昌磨と呼ばれた。

だが、こういう選手は条件が揃えばいずれ優勝する時が来る。競争心とメンタルをコントロールし、うまく行けば世界チャンピオン、五輪チャンピオンも夢ではない。五輪後、現役続行しても十分若い。昌磨にはまだ時間がある。昨季前半の苦しい時期を抜け、いま昌磨は本領を発揮し始めている。

素晴らしいステップシークエンスだったのにレベルは２だった。点数が取れるはず。レベル２にもかかわらず+４や+５をつけたジャッジもいた。

全日本の良いところは、PCSにバラつきがあること。羽生のPCSの高さは別格として。IJSはPCSの点数をどの項目も真ん中に集めすぎる傾向がある。例えばPEが高くCHが低い選手や、SSが高くTRが低い選手がいてもおかしくはない。全日本のジャッジの採点は比較的、正確だと思う。例えば、昌磨のSSとTRの点数はまるきり異なる。今大会のジャッジを評価したい。採点表で自分の強みや弱点が明確になればジャッジからフィードバックをもらって参考にすることもできる。点のとりこぼしに気づけば、昌磨のような選手は五輪メダルがさらに近づく。

次の五輪はユヅとネイサンに注目が集まるだろう。プルシェンコ以来、金メダル候補がしばらく不在だったロシアのコリヤダにも。昌磨は、おそらく日本の2番手としてそれほど騒がれないだろう。だが、平昌五輪の銀メダリスト。波に乗れば怖い存在だ。ずっと応援している。

大きなリスクを冒すのは誰か、リスクがどんなミスを誘うのか？歴史に残る五輪になるだろう。彼らを見ていると来年が楽しみで仕方ない。

鍵山優真
日本の将来を担う優真。彼の芸術性が爆発するのは時間の問題。技術的には既にその域に達している。優真の動きは技術を超え芸術的とも言える。彼のジャンプは芸術性において羽生のジャンプに匹敵する。羽生が跳ぶ4Sや3Aは芸術だ。ジャンプが曲の妨げにならないどころか、曲の解釈そのもの。正に効果的なジャンプだ。選曲が良く、入りのタイミングが合えばユヅのジャンプは芸術であり最高の振り付けだ。優真にもそれを感じる。

FSは凄く良い。少しシャイだが演技力がある。今後成長するだろう。デヴィッド・ウィルソンやジェフ・バトルと3か月ほど練習し、行き来すれば良いと思う。日本を夢中にさせる選手になるだろう。優真には人を惹きつけるものがある。伸びしろは無限。小柄だが大きな滑り。マズルカが非常に良い。ハーフターンの後、胸を張る動作にワクワクする。ポール・ワイリーのような滑りではないが、大きな滑りが目を引く。
＊＊＊＊＊

以上です。

FSF様
この様な長い訳を本当にありがとうございます。言ってはいけないかもしれませんが、待っておりました！
こんなに長い話を訳して頂くのは本当に手間のかかる大変な作業かと思います。ありがとうございました。

FSFさん翻訳ありがとうございます!
字幕出して聞いてもわからなかったのでとっても嬉しいです。(*´ω｀*)

FSFさん、長文翻訳ありがとうございます！

しかもめちゃくちゃ詳しくて・・ほんの一部のざっくりとした訳は他ブログで読んでいたんですけど、こんなに濃い内容だったとは！感謝感謝です。

フリー「天と地と」に関しては好みの問題もありますよね(私は超お気に入りデス)
国際大会でのジャッジの反応が気になるところですが。。

このYouTube番組絡みではないですが、紀平選手、4回転トーループも投入らしいですね。期待ですね。
移行期だからか各選手武器が違うのと、移行期/ルール変更(年齢制限など)の可能性と、4回転ルッツ/フリップの成功率が年齢によって影響を受ける可能性、そもそもオリンピックが来年か分からない、国際大会でのジャッジがどうなるか国際大会になってみないと分からない、など、不確定要素多数ですよね。ただ、ロシア選手がきれいな4回転や4回転ルッツ/フリップを本番で決める可能性はありますからね。
羽生選手とチェン選手も興味深い。直近の2019グランプリファイナルでは、羽生選手が4回転ルッツを投入してこのジャンプはきれいに決めたもかかわらず他のジャンプの質が落ちて大差で負け。今回の全日本のようにちょっとジャンプの種類を絞った方があれだけ美しいジャンプばかりを跳べる可能性があるんでしょうか。素人なんで分かりませんが、素人なりに興味があります。

FSF さま
ほんとうに長文の翻訳感謝いたします。
中身がまた嬉しくて飛び上がりたいような内容でした。
私にとって今まで見た全日本で最高の大会でした。
この日の為に全選手が鎬をけずり、表彰台に立った3人の清々し姿に、日本男子のDNAを感じました。
記者会見もよかったですよね。
後輩を大事にする先輩に涙し、居眠りもせず頑張った昌磨に涙し、若きシニアデビューの優真君に大きく成れと期待し、2020最後の素晴らしい大会でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感謝　　　

ヤッター～♪　

✨37：29-37：37✨

✨ザ　インタレスティング　ワン　トウ　ミー～♪　

✨コーシロウ　イズ　クリアリー　ワン　ザット　ワークス　アンド　イズ　アチービング　メイビー　ビヤンド　ナチュラル　アビリティ✨～♪　

↓

私にとって興味深い選手の一人は❤(^^島田高志郎 選手～♪　

❤(^^島田高志郎 選手の努力は明らかに生まれもった才能を越える域に達している～♪　　

ヤッター～♪　

38：02-38：12

（Ｄ）✨ノック　ミー　オーバー　トーク　テル　ミー　アバウト　サトコズ　トスカ　アンド　オール　オブ　ユア　フィーリングス✨～♪　

（Ｄ）✨オッケー　ドレス　モースト　ビューティフル　シング　アイブ　ネバー　シーン　イン　マイ　ライフ　オッケー✨～♪　

（Ｊ）✨ゴージャス✨～♪　

（Ｊ）✨オープニングポーズ✨～♪　

（Ｄ）✨ンー✨～♪　

↓

（デ）✨❤(^^宮原知子 選手のトスカの感想についてぜんぶ教えてちょうだい✨～♪　

（デ）✨ほら　いままで生きてきたなかで自分が見たことのないようないちばん良かったものでは　ほら✨～♪　

（ジ）✨すっごくステキだね✨～♪　

（ジ）✨最初のポーズだよ✨～♪　

（デ）✨うん✨～♪　

女子の1～3位をまとめてみました。意訳・省略ありです。ご参考までに…。できるだけ同じテーマでまとめる都合上、実際の会話と訳文が前後する箇所もあります。今回は必要に応じてデイヴとジョナサンの発言に彼らのイニシャルをつけました。誤訳その他、お気づきの点をご指摘くださると助かります。
＊＊＊＊＊

女子
宮原知子
（知子の『トスカ』は）これまで見て来た中で一番美しい衣装だ。華麗なオープニングポーズ。どの動画のサムネイルを見ても美しくて、ため息が出る。初演なのに全ての動作が美しい。知子の演技こそ僕(J)が女子フィギュアに求めるもの。両プロとも持ち越して欲しい。

FSに短いスパイラルをいくつか取り入れている。D:コレオシークエンスのフォワード・アウトサイド・スパイラルはもう少し長く見せた方が良い。J: 僕は曲にぴったり合っていたと思う。

モロゾフ振り付けによるミシェル・クワンの『トスカ』は名作だが、ミニマリスト的。しかもこの振り付けは前年の作品に酷似している。結局、ミシェルのムードとオーラが全てだった。対してローリー・ニコル振り付けによる知子の『トスカ』。ローリーが女子に『トスカ』を振り付けると、これほどエレガントな作品になるとは。

回転不足を取られがちな知子の3Lzだが、そこにも見せ場があった。3Lzを降りた直後、トゥピックに乗り片腕を上げツイズルのような動きを見せた。素晴らしい繋ぎだ。ミシェル・クワンがローリーと組み続けていたなら、この『トスカ』はミシェルのプロだったかもしれない。コンビ解消が早すぎたか？いや、あの解消劇がローリーを駆り立て、異次元のこの作品を作らせたのだろう。洗練された美しいプロだ。五輪に使用するなら、ほんの少しニュアンスを加えて欲しい。

知子はジャンプが不得手。懸命に練習・努力しているのは鍛えられた体を見れば明らか。

日本のジャンプ技術は米国や韓国、ロシアのものとは異なる。ブレードに乗り、膝を上下運動させ主に脚力で跳ぶ。スケーティングは膝の使い方が肝心と言うが、日本人選手はブレードに乗った勢いで弾けるように宙に跳ぶ。この跳び方で４回転を跳べる日本の男子は多いが、女子は少ない。だが、いったん身につくと長期にわたり４回転や3アクセルが跳べる。羽生の４回転や伊藤みどりのアクセルは完璧だ。膝の上下運動を利用する日本のジャンプ技術は息が長い。

(主に腕の反動を利かせて跳ぶ)ロシアの女子は４回転を跳べるようになっても、間もなく跳べなくなる。日本の女子はなかなか跳べるようにならないが、マスターすれば安定感のある4回転を跳べるだろう。女子にはかなり難しいが、（河辺）愛菜は将来3Aや４回転が安定して跳べるようになると思う。

J: 知子は腕も使えば力強いジャンプが跳べるようになるかも。体格の似たトゥルシンバエワが活躍したシーズンを思えば、エテリの技術が知子に向いているのかもしれない。長期間使える見込みはないし純粋な技術とは言えないが、ロシア女子のように腕も使って跳んでみるのはどうだろう？D: ロシアのジャンプ技術は上下運動もエッジの使い方も日本のものとリズムが違う。全く別物だから（知子の役には立たないだろう。）

（『トスカ』）出だしの美しい歌声は誰だろう？ロシアのオペラ歌手エレーナ・オブラスツォワかと思ったが、違う。誰だか分かる人いないかな？

知子のSPはランビエールの振り付け。最初、ローリーの振り付けかと思った。最高に素晴らしい出来だ。ランビエールを祝福したい。J: 僕はSPの方が好み。D: 両プロとも最高！

昨季のブノワ(リショー)の振り付けは知子に全く合っていなかった。だが、知子がリスクを取った事について異存はない。

紀平梨花
今季のブノワ（リショー）の振り付けは、梨花にぴったりだ。梨花は背が伸びたように見える。ブノワは優勝に燃える梨花の情熱をうまく捉えている。SPは最高。ランビエールが振り付けたFSの方は、それほどでもなかった。知子の振り付けは良かったが、梨花の方はあまり…。梨花が勝ちっぱなしだったシーズン、四大陸に応援に行って生の演技に少しがっかりしたのを覚えている。だが、このSPは梨花の演技力を引き出す良プロだ。

SPの片手側転は凄かった。完璧。手袋をしていなければ、もっと良かった。エフゲニア(メドベデワ)の失敗した側転から学んで梨花は片手側転を完成させたのかな（笑）。

梨花は金色と銀色のブレードをしばらく使っているようだが、何か理由が？幸運を呼ぶお守り？気分転換？知っている人は教えて欲しい。

全日本のテクノロジーは最高。キスクラの終わりにジャンプの高さや軌跡、スピード、アイスカバー率など見せてくれる。花織はリンク全体をくまなくカバーしている。また、高速で滑るため軌跡は赤で示される。花織に比べ、梨花のアイスカバー率はかなり小さい。スピードもかなり遅い。とは言え、梨花は4回転を跳んだ。

ジャンプは少々傾きがちで、回転不足を取られていた。原因はわからないが、背が伸びたからかも。アクセルや4回転がクリーンに回り切れていなかった。3Aは回転不足を取られたが、4Sは取られなかった。4Sは美しくスリリング。方向性は間違っていない。ロシア女子と競える。世選開催ならロシア女子とメダル争いになるだろう。高く評価する。

J: ロシア選手権上位の3人（シェルバコワ、ワリエワ、トゥルソワ）がメダル候補だと思う。4回転一本だと梨花は4位では？D：ワリエワは年齢制限に引っかかる。コストルナヤは病み上がり。J: 滑りは梨花の方が良いと思うが、点数でトゥルソワが上回るのでは。しかもトゥルソワの４Lzは2本。D:梨花は3Aをもう一本入れ、成功させないと。J:梨花はSPに3Aを入れているが、トゥルソワやシェルバコワは入れていない。そこで差がつけられる。

梨花も昌磨もステップシークエンスやスピンが得意。だが、これらを得意とするランビエールに師事しながら二人共レベルを落とした。得意技だけ練習しなかった（笑）？梨花とのキスクラでランビエールがスピンについて触れていた。昌磨がレイバックスピンでトラベリングするのを見たことなんてなかったが、今大会は締めのスピンで移動していた。初戦だったからだろう。梨花も同じ。もうこんなことはないと思う。

坂本花織
今シーズン、結構試合に出ている。日本スケ連のお気に入り選手の一人。今大会、回転不足らしきジャンプがいくつかあったのが気になる。ルッツがエッジ違反となったのは花織としては珍しくないが。

ほぼ全てのジャンプをしっかり回り切るので観ていて気持ち良い。知子と梨花のFSの後だと特にそう感じる。花織のブレードがどこに着氷するかはっきり見て取れる。回り切った後、数センチ余裕を持って降りて来る。凄い。

SPで跳んだ3F+2Tの評価が甘い。+2や0、−1をつけたジャッジもいる。日本のジャッジに愛されている。このコンボはFSではうまく跳んでいた。

何といってもスピードとアイスカバー率は花織の強み。（来季は）『マトリックス』以外のプロが観たい。あのスパイラルでコンピュータをリンクに蹴り落としたらネットで一気に拡散するだろうね（笑）。ブレードが最初に迫って来る端っこに座っている女性ジャッジは、身を引いてよけていた。

ジャンプの才能に恵まれた花織だが、複数の3+3や3A、4回転はいつ跳ぶのだろう。高い運動能力、スピードとパワーがあるが、まだそういった大技は披露していない。だが、上位争いの常連だ。
＊＊＊＊＊

以上です。

FSFさん、いつも素晴らしい翻訳をありがとうございます。
とても読みやすくてすっと頭に入ってきます。
デイブとジョナサンが日本人って錯覚するくらいです。

デイブとジョナサンはフィギュアが大好きで
スケーターたちの事を真剣に考えているのが伝わってきます。
盲目ではなく現実的なところも好感を持っています。
私とは意見が異なる部分も結構ありますが
意見を聞くのを楽しみにしているお二人です。

p.s ❤

わかりやすく　それ１（コレオ最初スパイラル）　それ２（トスカプログラム（ステップ）ラストスパイラル）　をつけました～♪　

（ジ）✨それ１大好きだよ✨

（デ）✨それ２もうちょっと長くできるかな✨

（ジ）✨それ２って最後のほうのスパイラルのことかな✨

（デ）✨そうだよ✨

（ジ）✨そうだね出来るね♪それに音ハメばっちりだね✨

ファントムさん、

ご指摘ありがとうございます。

>FSに短いスパイラルをいくつか取り入れている。D:コレオシークエンスのフォワード・アウトサイド・スパイラルはもう少し長く見せた方が良い。J: 僕は曲にぴったり合っていたと思う。

上記の文は、大雑把に二人の意見が違うことを訳出しただけで、それでは説明不足でしたね。デイヴが言っているのは、コレオシークエンスのスパイラルのこと。そしてジョナサンが言っているのは、ステップシークエンスのスパイラルのこと。つまり、二人の話がかみ合っていません。

ジョナサンがデイヴに「僕が言っているのは3本のうち最後のスパイラルの事だよ。同じスパイラルの話をしてる？」と確認しています。デイブは「そうかあ」と曖昧な返事で次の話題に移りました。会話の内容から判断すると、違うスパイラルの話をしていた、というオチだと思います。ジョナサンが確認を入れているこの部分を訳文に入れるべきでした。

ジョナサンの指す3本のスパイラルは：
１．3Lz+3T後のスパイラル
２．コレオシークエンスのスパイラル←デイブがもっと長く、と言った
３．ステップシークエンスのスパイラル←ジョナサンが音ハメできていた、と言った

このように理解していますが、いかがでしょうか？

なのでまとめると～♪　

ジョナサンの指す3本のアラベスクスパイラル

１．3Lz+3T後のアラベスクスパイラル
２．コレオシークエンスのアラベスクスパイラル←デイブがコレオで即座にきめた、と言った
３．ステップシークエンスのアラベスクスパイラル←デイブがもっと長く、と言った←ジョナサンが音ハメできていた、と言った

となりまーす～♪　

また❤(^^♪ファントム の技術的理由としては❤(^^さっとん トスカのコレオシークェンスアラベスクスパイラルが３秒でステップシークェンスアラベスクスパイラルが１秒だからでーす～♪　

旧スパイラル規定保持秒数は３秒（以上）でーす～♪　

❤(^^さっとんは秒数をいちにーさんと心のなかでカウントしながら音楽とあわせてコレオシークェンスアラベスクスパイラルをしていまーす～♪　

１秒だとスパイラルポジションのみになり旧スパイラル規定の３秒をみたしていないクイックスパイラルなので旧規定経験者には短く感じるのでーす～♪　

ファントムさん、

お返事にお時間を取っていただき、ありがとうございます。納得できました。そこまでの経過を書かせてもらいますと、

38:56～
D: In the choreographic sequence she does uh flash like an outside forward outside spiral on the left.
J: I like that one.
D: It could go longer.
J: Is that the last one? It did hit the music like a bang! Like it was supposed to be sort of this thing and I thought it matched it really well. Are we talking about the same thing? Because she does three.
D: Right, okay. But here’s the thing…

上記の英文を読んでいただけると分かりますが、
1. デイヴは「コレオシークエンスのスパイラル」が「もっと長くてもよかった」。
2. ジョナサンは「（3つのうちの）最後のスパイラル（=ステップシークエンスのスパイラル）」の「効果的な音ハメ」の話をしているのがわかります。

この時点では二人は違うスパイラルの話をしているように思えます。そこでジョナサンが確認のため「同じスパイラルの話をしている？（Are we talking about the same thing?）」とデイブに聞きました。それに対しデイヴはright, OKと答えています。

この返事がyesなら二人が同じステップシークエンスの話をしていたことがはっきりするのですが、right は曖昧。ジョナサンの疑問形を受けてのrightとなので、「ジョナサン、君が疑問をもつのは正しい（=違うスパイラルの話をしていたんだね)、OK」と私は解釈しました。だから二人の言うスパイラルうは別物だ、と。

ですが、ファントムさんのおっしゃるようにコレオシークエンスのスパイラルは長めですね。それを「もっと長く」とデイヴが評するのは（あり得ないわけではありませんが）ちょっと不自然に思います。二人ともステップシークエンスの短いスパイラルについて話していて、評が分かれたと解釈するほうが自然ですね。

つまり、デイヴが始めに「コレオグラフィックシークエンス」のスパイラルと言っていたのは、「ステップシークエンス」の言い間違えだったというオチですね。

ファントムさんの技術的解説のおかげで、すっきり理解できました。ありがとうございます。またよろしくお願いします。

FSF 様　ファントム様
いつもありがとうございます。

訳していただいた文を拝見してジョナサンさん達の意見やするどい指摘はさすがだとわかりました。
その意見を参考にしてもう一度大会を見直すと、ますます目が釘付けになってしまいました。
感謝しています。

p.s ❤

↓

✨ユア ハンドルネーム　イズ　ベリー　プリティ✨♪　

✨イッツ　サウンズ　ライク　❤(^^アーニャ ズ　ファミリー　ネーム～♪　

FSF様ありがとうございます✨神です✨

私は天と地とは好きではありません。フリフリの衣装も。実はセイメイも好きではありませんでした。
まあ、個人的な趣味なので。

宮原選手とローリーニコルとの相性はバッチリですね！もっと早く、平昌オリンピックでもローリープロにしていればなぁ。たらればですけど。

書くのを忘れてしまいましたが、36の投稿はファントムさん宛です。
スパイラルに関しては以上です。

FSF様、いつも素晴らしい翻訳をありがとうございます。

宮原さんのトスカの最初のポーズはとても印象的でした。
何か現代アートのようで額縁にでも入れて飾りたいような　笑
でもこれが似合うのは、内に秘めた意志と気品のある宮原さんだからこそでしょうね。
どちらのプログラムも素晴らしくて宮原ワールドの進化が楽しみでなりません。

❤(^^✨獅子吼さん✨　

サンキューリプライ～♪　

はーい～♪　

❤(^^さっとん の日頃の努力がいっぱい入った美しいプログラムですね～♪　

✨フォータイムナショナルチャンピオンオリンピアンならではの表現力✨ですね～♪　

男子の続きです。
＊＊＊＊＊

田中刑事
昨季からの持ち越しSP『ヒップ・ヒップ・チン・チン』はもう何度も見ているが、良い演技だった。これまで国内男子三番手を守って来た刑事だが、優真が相手ではこの位置を維持するのは無理だろう。『ヒップ・ヒップ・チン・チン』は、これまで刑事に欠けていた個性を引き出した。こういった努力は評価したい。今大会、上位につけたのはSPが安定していたおかげだろう。４Sが3回転になったが、惹きつけられる演技だった。質の良い3Aと3F+3Tを跳んだ。

スケーティング技術は鍵山や昌磨、羽生結弦のように卓越したものではないが、安定している。それも才能だ。ジャンプも安定しているが、素晴らしい膝の動きなど特筆する要素はない。

下位となった男子選手らは浮き沈みが激しい。しかもその顔触れはいつも同じ。才能があるのに演技をまとめられないのは、カムデンやアンドレ・トルガシェフもそうだ。アレックス・クラスノジョンも彼らの仲間入りだが、クラスのジョンは素質があるというより努力の人。

刑事は好みの選手ではないが、安定感の無い選手らを下し実績を残している。他の選手もそろそろ結果を出すべき時期に来ている。

佐藤駿
彼も結果を出すべき選手の一人。良いところも多いが、技術は玉石混交だと思う。運動能力は高い。芸術的表現よりジャンプの方が得意。ラファエル（アルトゥニアン）か、誰か適切なコーチについて芸術面を磨いて欲しい。ジャンプが彼の強みだと思うのでしっかり決めて得点につなげなければ。

友野一希
演技を楽しみにしている選手だが、いいかげん結果を出して欲しい。大きく環境を変える時期に来ている。華麗な技術の持ち主。原因は分からないが、メンタルが弱い。ミーシンかオーサー、ランビエールに師事できるか当たってみては。トレーシー・ウィルソンやカレン・プレストンの指導を受ければ安定するだろう。

曲の変わり目で時々膝の動きが悪くなるが、腕と手の動きは非常に美しい。技術は全て揃っている。素晴らしい4Tや4S、3Aを跳べる。

メンタルも鍛えておかなければ。トレーニングはできているようなのに、不安定。羽生は不安や緊張を打ち消してリンクに入るが、一希は試合本番になると上がってしまうようだ。実力はあるのに不安定。日本スケ連は不安定だと評価しない。ここ何年か不安定な本田や樋口も同じだ。刑事の安定した演技が高く評価される。

クリケットクラブに入れば素晴らしいと思う。コーチはオーサーでなくてもいい。オプションとして考えてみてはどうだろう？うまく行かなくても責任は取れないけど、良い考えだと思う。コリヤダが良い例だ。ミーシンに師事した途端、改善した。多くの門下生を抱え多忙だが、ランビエールも良い。一希は4回転を跳べないわけじゃない。素地はある。トレイシーなど名コーチの助けが必要。ラファエルは技術を土台から変えてしまうので一希には合わない。あとほんの少しでうまく行く。だが、今やるべきことをしなければ成功しない。

これが最後のチャンスかもしれない。来シーズンも不調だと経歴に傷がつく。必死でやる事。ミーシャ・ジーには問題解決に必要な経験値がない。名コーチが必要。

山本草太
才能豊か。スケーティング技術も美しい。控えめだが、表現力がある。だが、消極的で競技になると実力を出せない。FSは惜しいところでミスをしている。スピードと勢いが無いのでジャンプで転倒する。終盤3F+1Eu+3Sの転倒は完全にスピードが足りなかった。

なぜ自信を持って跳べないのか？怒鳴りながら毎日指導してくれる人がいないからだ。カリーナ（ジョンソン？）なら問題点を指摘し指導するだろう。世界チャンピオンにはなれないかもしれないが、今よりずっと上位に行けるはず。とても才能があるのだから。

『黒い瞳』と『ドラゴン』は共に良プロ。『ドラゴン』はエルビス・ストイコがふと思い浮かぶ。『ドラゴン』がこんなに繊細な曲だとは知らなかった。美しい曲だ。エルビスが演じた時にはそう感じなかった。エルビスにはエルビスの良さがあるけど。それとエルビスのメンタル訓練法は凄い。参考にするといい。

島田高志郎
凄い才能に恵まれた選手とは思わないが、努力で結果を出している。練習熱心。
＊＊＊＊＊

以上です。

女子の続きです。
＊＊＊＊＊

樋口新葉
SPで挑んだ3Aは失敗。あと少しだった。頑張っているがミスが多すぎるためジャッジの評価が厳しい。不安定な選手を日本のジャッジは評価しない。これが新葉の経歴に大きな痛手となっている。とは言え、世選で銀メダリストになっている。

調子に大きな波がある。波に乗っていない時の新葉をジャッジは助けてくれない。これまでいい感じだったので今大会のミスは非常に残念。

毎試合3Aを入れるのは良いと思う。あと少しなので挑戦すべき。だが、秋までには安定して着氷できるよう願う。そうすればジャッジも見直すだろう。五輪に出場するには安定した3Aが必須。

これまでと変わらないミスなら、不完全な3Aでも成功した2Aより高い点が得られたと思う。それより3Sにミスが出たのはまずい。2Fは着氷が前のめりになった。「難度の高い技を一つ入れるとプロ全体に影響する」とスコット・ハミルトンが言っていた。3Aをミスした後、3Lz+3Tを完璧に跳んだので行けると思ったが…。どうしたんだろう。花織は非常に安定している。

三原舞依
言いたくはないが、薬物治療の影響なのか不健康そうに見えた。あの技術構成をよくやり切ったと思う。毎日リンクに出てだいじょうぶなのだろうか。危なくないのだろうか。詳しいことは分からないが、どうか健康になって欲しい。

これまで楽しめていた美しい滑りも舞依のことが気がかりで楽しめない。批判しているのではない。案じている。見た目をとやかく言っているのでもない。心配している。何が起こっているのか分からないので不安だ。ネットでは、みんな何事も無いかのように背中を押しているが、とてもそうは思えない。問題が何であれ、うまくいくよう願っている。

常に安定した可憐なスケーター。『ミッション』はとても良かった。（今大会の）演技はよかった。ジャンプも降りている。FSは７位だが、ルッツが2回転になった以外ほぼノーミス。よくあれほどの演技ができたと思う。

だが、これでいいのだろうか？
＊＊＊＊＊

以上です。

ＦＳＦ様、

本当にわかりやすい翻訳ありがとうございます。

デカ君・友野君・草太君・駿君、まさにそんな感じに思ってました。
　友野君、、、何日か前、朝日新聞にコラムがのっていました。後輩に追いつかれて、みたいな話。N杯の時も同じような事言ってましたけど。。そうは見えないけど　メンタルに何かスキがあるのかな。。。環境かな？

舞依ちゃんに関しては、、、ただただ応援するのみ。でも確かに心配になるくらいの細さです。でもこれからもっと復調しますよね！　信じるしか。まさか医師の反対をおしきって競技しているわけじゃないですよね？？？

FSFさん、たくさん翻訳して下さりありがとうございます。

友野くんのことを真剣に考えているようで
とても熱心で好感を持ちます。
クリケットクラブ行きの案は私も良いと思います。
友野くんはニューシネマパラダイスをはじめ
感情表現はとても伝わるものがあるので
それにスケーティング技術がもっと向上すれば
より素晴らしくなると思います。