第49回全大阪フィギュアスケート選手権大会で3アクセル-3トゥループ-2トゥループのコンビネーションジャンプに成功した紀平梨花を特集した動画です。


フィギュアスケートの14歳、紀平梨花(関大KFSC)が12日、国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら女子では“世界初”の大技を成し遂げた。大阪市の大阪プールアイススケート場での全大阪選手権ジュニア女子7級に出場。ISU公認大会で成功例がなかったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と3回転トーループの連続ジャンプを決め、さらに2回転トーループも加えた3連続ジャンプを成功させた。この連続技だけで15・90の高得点をたたき出し、113・61点(フリーのみ)で優勝を果たした。

 紀平は昨年9月のジュニアGPシリーズ第5戦スロベニア大会で、女子史上7人目、日本選手として伊藤みどり、浅田真央、中野友加里に続く4人目のトリプルアクセルに成功した。さらに女子で初めてフリーで8本の3回転ジャンプを決め、世界に衝撃を与えた。その後、練習では成功させているトリプルアクセルと3回転トーループの連続ジャンプ挑戦に意欲を見せるも、以降の大会ではトリプルアクセル失敗が続いていた。

 18年平昌五輪に出るためには、前年の7月1日時点で満15歳という条件があり、3週間届かない紀平は次の北京五輪挑戦を明言している。

(2017年2月13日掲載 日刊スポーツ「14歳紀平梨花が“世界初”連続ジャンプ成功」より)