2017年全日本フィギュアスケート選手権欠場を発表した羽生結弦の速報ニュース動画です。映像はテレビ朝日ANNニュースのYoutube公式チャンネルで配信されたものです。


14年ソチ五輪フィギュアスケート男子シングル金メダルの羽生結弦(23=ANA)が全日本選手権(21日開幕、東京・武蔵の森総合スポーツプラザ)を欠場すると、日本スケート連盟が18日に発表した。同連盟を通じて「全日本に向け、治療とリハビリに取り組んでまいりましたが、断念せざるを得なくなりました。今後は1日も早く、ベストな状態で練習に専念出来るよう頑張りたいと思います」とコメントした。

 羽生は11月9日のNHK杯公式練習の際、4回転ルッツで転倒。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断された。当初は3~4週間で回復する見込みだったが、右足首の腱と骨にも炎症があり、回復が大幅に遅れていた。今月14日には、練習再開のめどが立っていないことも明らかにしていた。全日本選手権出場へ向けて調整を続けていたが、開幕3日前に欠場を決断した。

 全日本選手権は18年平昌五輪の代表選手を決める最終選考会だが、羽生はこれまでの実績等により、代表選出は確実視されている。

 羽生は全日本選手権を欠場するため、今後は平昌五輪へ向けた再起プランを本格的に検討することになる。今季は9月のオータムクラシックと10月のGPシリーズ第1戦のロシア杯に出場しただけ。来年2月の平昌五輪にぶっつけ本番で臨むのか、それとも1月の4大陸選手権(台北)に出場して、五輪に備えるのか。それとも別の道を選ぶのか。五輪連覇へ、戦略を練っていくことになる。

(2017年12月18日掲載 日刊スポーツ「羽生結弦『断念せざるを得ない』全日本選手権欠場」より)