TheSkatingLesson.comのデイヴィッド・リースとオペラ歌手のジョナサン・ベイヤーがネーベルホルン杯&JGPチェコスケート、ロシア杯2018第2ステージについて主に語った動画です。映像は「TheSkatingLesson.com」のYoutube公式チャンネルで公開されたものです。
フィンランド・エスポー開催、 フィンランディア杯2018の出場選手・日程・結果。女子シングルはエリザベータ・トゥクタミシェワが優勝、本郷理華16位。男子シングルはミハイル・コリヤダが優勝、山本草太9位、日野龍樹10位。
ジャパンオープン2018の出場選手・日程・結果。日本からは宮原知子、坂本花織、宇野昌磨、織田信成が出場。日本チームが優勝、欧州チーム2位、北米チーム3位。
(坂本花織&宮原知子:1時間0分55秒辺り~、織田信成:1時間11分15秒辺り~)
“TSL フィンランディア杯&ジャパンオープンのおさらい (2018/10/7-英語)” への18件のコメント
ジャパンオープンの日本人選手の部分をまとめてみました。省略、意訳ありです。ご参考までに…。誤訳の訂正、補足など、お気づきの点を指摘いただければ助かります。
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ジャパンオープン・女子
坂本花織(2位)
FS 『ピアノ・レッスン』
初戦よりずっと良くなった。とても良い演技だったが、終盤、ミスが出始めた。コリオグラフィックシークエンスで転倒。ジャンプは総じて昨季より大きく見える。飛距離もあり、改善が認められる。
宮原知子(3位)
FS 『ブエノスアイレスの冬』
ジャンプを矯正中。ほぼ全てのジャンプが狂っているようだ。ここ2試合、出だしのサルコーが決まらない。知子のジャンプには限界がある。高さと幅の無いジャンプでGOE+5は無理だろう。しかも今は巻き足の癖が戻り、軸が全て傾いている。矯正する意味が分からない。問題は解消できないという事実を甘んじて受け入れ、回転不足はあっても安定していた以前のジャンプに戻した方が良いのでは。サルコーは昨季も2回転になる問題があった。単独3Sは入りに問題があるのでは。2A+1Eu+3Sにした方が巧く跳べるだろう。ルッツがうまく跳べない事を気にし過ぎている。フリーレッグの処理、ブレードでの補助など技術的な事を意識し過ぎて失敗している。ルッツだけでなくフリップでも苦しんでいた。
知子はタンゴ向きのスケーターではない。だが、前回より演技が良くなっている。ジャンプをどんなに失敗しようと、しっかり曲を捉えている。ステップは一歩も拍を外さず、音ハメは完璧。振り付けのニュアンスもだんだん表現できている。ジャンプがうまく行くようになれば、シーズン終盤には最高とまでは行かなくても、良プロと呼べるようになるのでは。タンゴは知子の持ち味と相反するので代表作とはならないだろう。タンゴを得意とする選手はいるが、それでも構わない。知子のスケーティングは最高だ。
衣装は、露出した腕と覆った腕の非対称的デザインが良い。腕を際立たせ、見た目にも変化があって良い。
ミスで埋もれた形になったが、今大会はタンゴに合わせ細かい動きが入っていた。様々なニュアンスを知子は表現し始めている。パフォーマーとして伸びるだろう。一年間このプロに没頭すれば、シーズン末には成長が見られるはずだ。完璧主義な知子だが、何もかも制御しようとせず、少し力を抜いてみてはどうだろう。明らかに緊張して跳んでいる。
今季はどうなるか、どう乗り切るか楽しみだ。ジャッジは知子を支持しようとしていたが、僅差で花織に敗れた。ブレイディ(テネル)には勝った。
ジャパンオープン・男子
織田信成(2位)
FS『ヴィーナス』『That’s the Way(I Like It)』『Y.M.C.A.』
高橋が復帰したが、織田も復帰しては?「Y.M.C.A」に合わせ腰をシェイクしたのは最高だった。1分間のうち、こちらで5秒あちらで10秒愉快なアーティストになり、残り45秒は真剣に4+3コンボに専念する感じで
可笑しかった。だが、見事に4+3を成功させた。魅力的な性格と所作は健在だ。
チャップリンを演じた時も、足を止めて帽子を直すジェスチャーをしたかと思えば、ジャンプのスイッチが入る。スイッチが切れるとチャップリンに戻り、またスイッチが入ってジャンプ(笑)。ジャンプに集中した後、パッとキャラに入って愉快な「織田顔」を作っていた。
今も変わらず魅力的なパフォーマー。そしてフィギュアスケート界一の素晴らしい膝の持ち主。ジャンプの空中姿勢が美しい。
宇野昌磨(1位)
FS『月光』
ロンバルディア杯ではSPからジャンプが好調だったが、今大会は腰を落とすなど悪い癖が戻っている。ジャンプをひとつ失敗した後、続けてミスが出た。奇麗なプロだが、ミスが出ると全体像が壊れ演技に引き込まれない。
このプロは、ダニー・G(ダニイル・グレイヘンガウス)と真逆の振り付けだ。GOE+評価に「ジャンプ前にステップ、予想外または創造的な入り方」という項目がある。だが、昌磨は詰め込みプロにせず繋ぎもすっきりさせ、演技に余裕を持たせた。コリヤダのプロも詰め込まず動作を少なくし、美しい絵を作り出している。
だが、今大会は特にジャンプが成功しなかったため、プロが少しスカスカしているように感じた。ミニマリスト的手法はミスが出ると成功しない。完璧に滑らなければ『月光』は台無しになる。詰め込まないプロとスカスカのプロは同じではない。今回は、その線引きが曖昧な演技となった。少し残念。
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以上です。
FSF様、待ってました!(甘えてすみません!自力で聞いてみましたが、細かい所が分からず諦めていました。ホントにすごい正確に話が分かり大助かりです!)
坂本選手も宮原選手も改良点があったとのことで、未来が開けた!フィギュアって、緊張が演技にどれだけ影響するか分かりませんよね!お二人とも緊張を乗り越えて、リラックスして持ち前の良さを150パーセント出しきって!織田さんはすっばらしい!宇野選手は、こ若いエネルギーを糧に一途に突き進んで!
SFSさん、いつもありがとうございます。
感謝です!
私も”未来が開けた”さんじゃないけど、字幕表示にして聞きとろうとしましたが、悲しいほどの英語力。なんにもわからん・・
今週?今日だったかな。ジャパンオープンの放送があるんでしたよね。
訳していただいた内容を思い出しながら、TVを見ますね。
ほんとうにありがとう。
FSFさま。
常に感謝を忘れず読ませていただいております。
長文翻訳有難うございました。
FSFさん!!翻訳ありがとうございます!
坂本選手は転倒してなかったと思うのでコリオは多分スパイラル中によろけて手が脚から外れてしまったことをいってるんだ思います!!
坂本ちゃん成長してると思う!!この音楽も好きだけど上半身踊ってても脚はスーっと心地よく流れてる!
宮原選手はジャンプの修正は本当にどう転ぶのか分からない。特にルッツがどうなるのか1番気になります。
ネイサンのことは、なんと言っているのかしら。
アメリカには厳しいお二人なので、気になりました。
るるさんのおっしゃる通り、坂本選手は転倒していません。TSL側も「転倒」とは言ってませんでした。誤訳です。
転倒→アクシデント と訂正します。
るるさん、ご指摘ありがとうございました。
ジャパンオープンの続きです。
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ジャパンオープン・女子
アリーナ・ザギトワ
FS ジョルジュ・ビゼー歌劇『カルメン』より
FSは2試合連続ノーミス。体形がこのまま変わらなければ勝ち組だ。腕より脚を使えば、もう少しジャンプに高さが出るだろう。だが、陣営側は技術も能力も頭打ちで、現状維持すれば勝ち続けると考えているようだ。
ザギトワは姿勢が悪く、滑走時に前傾姿勢になる。『カルメン』の3分辺りで、こうやって(両腕を後ろに伸ばすジェスチャー)前傾姿勢を強調する動作を入れている。つまり姿勢の悪さを逆手に取った振り付けをしている。今のところ、それはうまく行っている。
今、ザギトワに挑める選手はいないと思う。GPSでも良い結果を残すだろう。『カルメン』は前回より良くなった。少しずつキャラを演じられるようになって来た。だが、まだまだ美しく見せる力がザギトワにはあると思う。ザギトワ自身にあまり問題はない。(五輪チャンピオンになった後も)フィギュアスケートに打ち込んでいるし、言われたことはやっている。スタミナがあり、スピンも素晴らしい。イル―ジョンスピンのポジションもとても良い。
オープニングは、5-6秒間ほどぎこちなく見える。ザギトワのせいではなく、オープニングにふさわしくない動作だからだ。改善の余地がある。ステップシークエンスで大きく微笑む場面があるが、曲の意図に合っていない。
正しく導けば、ザギトワは必ず成功させる。もっと曲を選び、シェイ=リーン(ボーン)の振り付けで演じて欲しい。選曲が問題だ。あの曲にダニー(グレイヘンガウス)の振り付けだとジュニアっぽく見える。ザギトワには実力があるのに。壮大なバレエ曲がいい。音ハメができる選手だ。だからコンボを常に絶妙のタイミングで跳べる。どちらかと聞かれれば、ガラスの割れる音が入った『オペラ座の怪人』よりチュチュの方がいい(笑)。
ブレイディ・テネル(4位)とマライア・ベル(5位)
ブレイディ・テネル
FS 『ロメオとジュリエット』『愛のテーマ(ロミオとジュリエット)』『ロミオ+ジュリエット』
マライア・ベル
FS 『Divenire』『Experience』
ブレイディは回転不足、両足着氷などジャンプにミスが出た。ジャッジはまだ知子を支持しているので、ブレイディもマライアも完璧な演技をしなくては勝てない。二人ともよく頑張ったがジャンプは完璧ではなかった。特にブレイディは、知子と同等のスケート技術も演技力も無い。ブレイディだけではなく多くの選手がそうなので、仕方ない。だが、ブレイディには武器がある。それを最高の形で出さなければ。
マリア・ソツコワ(6位)
FS『サマー・タイム』
厳しい遠征となった。どうやら今季のヨーロッパ選手権と世選に出場するのはトゥクタミシェワのようだ。マリアは苦しんでいる。
ジャパンオープン・男子
ネイサン・チェン(4位)
FS 映画『ノー・エスケープ 自由への国境』より『ランド・オブ・オール』
髪で気が散る。見るからに滑りにくそう。スケートは調子を崩していた。イェール大学との両立はうまく行ってないと思う。母親から離れ、大学生活を満喫しているのだろう。今大会、準備が出来ていなかった。それがジャンプに出ている。この夏、アイスショーで初披露した時より振り付けがおざなりだ。劣化している。スケーティングも夏の方が良かった。
不利な条件が揃っていた。イェールで練習ができなかった時間、会場までの移動時間、新プロ、世選最終グループレベルの対戦相手、時差ボケなど…。うまく行くわけがない。UCLAに通っていた頃のミシェル・クワンは、クラスをドロップしていた。ネイサンもそうなるだろう。クラスの数を減らし、冬期は休学し、サマークラスを取る。こうして調整するか、もしくは休みを取らなければ。もう少し様子見だが、今のところうまく行ってないように思う。今回、問題に気付き、解決策を講じるだろう。GPSは間もなく始まる。
ネイサンが4本もジャンプを失敗すると目も当てられない。最後は振り付けにも気持ちがあまり入っていなかったようだ。衣装も良くない。シャツも髪型もどうした?五輪や大きな大会前のヘアカットはよく似合っていたが、この髪型は似合わない。長い髪で大学生活を楽しむ時間は必要なのかもしれないが。大人になる成長過程のさなかにネイサンは居る。
世界チャンピオンとして期待されているのだ。元に戻さなくては。調子を崩してはいるが、それほど酷くはない。たぶん早く戻せるだろう。
ハビエル・フェルナンデス(3位)
FS ミュージカル『ラ・マンチャの男』より
最高に熱かった。観客も拍手喝采。思ったよりジャンプを成功させていた。ヨーロッパ選手権はどうするだろう?それまでに更に調子を上げるかもしれない。だが今は、現役から引退に移行しつつある難しい時期。それにコリヤダが簡単に勝たせてくれないだろう。アリエフやモリス(クヴィテラシヴィリ)らロシアやジョージアの選手もいる。以前は勝てなかったモリスだが、完璧な演技をすれば高得点を出し勝負に絡んでくるかも。ハビはアイスショーやツアーを楽しんでいるようだが、4回転で分かるように才能に恵まれた選手だ。今後の動向が楽しみだ。
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以上です。
フィンランディア杯、男女シングルをまとめてみました。コリヤダ、チャ・ジュンファン、アリエフ、トゥクタミシェワ、トゥルシンバエワ各選手の部分です。意訳、省略ありです。ご参考までに…。誤訳の訂正や補足など、お気づきの点を指摘していただければ助かります。
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フィンランディア杯・男子
ミハイル・コリヤダ(1位)
SP 『アイ・ビロング・トゥ・ユー(あなたの声に私の心は開く)』
FS ジョルジュ・ビゼー歌劇『カルメン』より
アリエフがヌレエフならばコリヤダはバリシニコフ。バリシニコフは彫像のような肉体と技術の高さから来る芸術性を持つ。ヌレエフは技術はあるが型にはまらず、ある意味女性的な柔らかさと更に高い芸術性を持つ。コリヤダはロシアン・マチズモを全面的に押し出している。FS『カルメン』は特に男子が演じた中では最高峰だろう。
ジャンプが制御しきれず惜しい。4Lzはあと少し。曲にぴったり配置されているので決めなければ。再びアルトゥニアンコーチの元へジャンプ指導を受けに行くだろうか?この状態で4LzをGPSに組み込むのはリスクが高い。GPFもかかっている。いずれにせよ、今季のコリヤダは世界3位内に入る選手だと思う。
SPは全く違ったスタイル。登場した瞬間、エネルギーを感じた。それだけで最高の演技が見られると確信できた。
コリヤダの『カルメン』は力強く男らしい滑りの典型だ。着氷時の脚の位置から何もかもが絵になっている。大きく流れるエッジに伸びやかな肢体。スケート技術の凄さはもう否定できない。胸を張り、深いエッジのフットワークに髪がなびく。これぞスケーティング。ロシア版若きレオナルド・ディカプリオだ。まるで映画スター。スプレッドイーグルやスパイラルを入れてあるためヴィンテージ感がある。いわばクラシックだ。
『闘牛士の歌』を何度も繰り返しているのが残念。制限時間内に収めるためだろうが、しつこく繰り返すより違うパートを入れた方が良かった。それ以外は素晴らしいプロだ。コリヤダは初めから集中度が違った。これまではシーズン終盤でさえ、これほどクリーンに滑れたことはなかったが、まだシーズン序盤でノーミス演技を2度見せている。
SPは4Tで転倒。転倒は一律-5点となるが、実は様々なルールが適用され加点要素が考慮される。そのため、最終的な得点は必ずしも-5になるとは限らず、ジャッジの採点にバラつきが出ることもある。コリヤダの場合、4Tの空中姿勢と高さがプラス評価された。軸が真っすぐで最後に転倒するまで完璧だった。軌道を見ればジャンプの良さが分かる。この場合+2が与えられる。これは転倒や回転不足、ダウングレードが付いたジャンプで得られる最高点だ。+2と-5を合わせて-3。-3を付けたジャッジは、このようにルールに従っている。
チャ・ジュンファン(2位)
SP バレエ音楽『シンデレラ』より
FS 映画『ロミオ+ジュリエット』より
あと少しでスターという位置につけている。もう少し演技力が欲しい。タイミングが合ってない様子。2年ほどで羽生と競える選手になるだろう。昨季に比べ今季は全体的にスケート技術が上達している。将来有望だ。シェイ=リーン(ボーン)振り付けのモダンなFSに対し、SPはクラシックな振り付け(デヴィッド・ウィルソン)を充てているのがいい。2試合目も上位につけた。今季の好調ぶりが印象づけられる。特にFSが良かった。
FSの最後のスピン(転倒)は、完全にブレードが引っかかった。少しタイミングが早過ぎたようだ。ホップを入れたもう一つのスピンは音ハメが完璧だった。滑走中には行わないが、ダンスに入れたショルダーロールが巧い。クールだ。シェイと毎週会って練習したのだろう。今季の終わり頃にはどれほど上達している事だろう。どんどん巧くなるので今後が楽しみだ。3Loは少し低かった。ジャンプに少々調整が必要。タイミングが合うとうまく行く。キラキラの派手な手袋は外した方がいい。スピンの視覚効果のためだろうが、特に肌の色に合っていないので気持ち悪い。気持ち悪いのは手袋で、ジュンファンの事ではないので念のため(笑)。
ドミトリー・アリエフ(5位)
SP 映画『モリディアーニ 真実の愛』より
FS 『Clouds, The Mind on the (Re)Wind』
素晴しかった。ただ、ジャンプのタイミングが少しずれていた。腕と脚の動きが合っていない。回転不足を取られないよう気をつけないと。FSは驚くほど美しかった。コリヤダの演技は称賛するが、心に触れなかった。アリエフの演技に椅子から落ちそうになった。彼は動きが違う。ランニング動作の振り付けなんてアリエフ以外に考えられない。冒頭の跳躍移動には感動した。とにかく美しい。
ジャンプ時の両腕の締め方は人それぞれだ。アリエフの場合、腕の置き場に定位置はなく、成り行き任せのようだ。決まり事にガチガチに縛られないからこそアリエフのスケーティングは素晴らしいのだろう。だが、腕の位置を決めていないためジャンプが成功したり失敗したり安定しない。アリエフより身長が低く筋力が強いコリヤダのような選手なら、運動能力の高さでジャンプを回る。だがアリエフの場合、回転力を得るには高い技術が必要だ。チートジャンプが見逃される時代だったら精神的に楽になれただろうし、選手として更に成功しただろう。
だが、アリエフは特別なスケーターだ。4回転はまだ安定しないが、転倒しようと彼の演技の美しさは損なわれない。
フィンランディア杯・女子
エリザベータ・トゥクタミシェワ(1位)
SP 映画『Mr.&Mrs.スミス』より『アサシンズ・タンゴ』
FS 『You Don’t Love Me 』『Petite Fleur』『Catgroove』
素晴らしい3Aだったが、両プロともターンアウト。FSは、振り付けや動作に変化があまりないので、曲調と相まって時間が長く感じる。FSは魅惑的でカリスマ性のあるキャラを演じているが、SPの方がトゥクタミシェワに合ったプロだと思う。背中に怪我を抱えているのか、曲に合わせて上部脊椎が全く動かない。肩は動くが、背中は一枚板のようにしか動かない。だから振り付けが制限されるのだろう。レイバックスピンも入れていないところを見ると、背中を傷めているのかもしれない。
見事な3Aだが、ほぼ毎回スリーターンを描くようにターンアウトしてしまう。それは空中で軸が傾いているから。成功するジャンプは、跳んだ時、体は自然な傾きを保ちながら放物線を描いて移動していく(着氷は助走と同じ円の軌道上に降りるのがベスト)。だが、トゥクタミシェワのジャンプは、体の軸が氷に対し真っすぐになり過ぎ、垂直になっている。すると空中で体が傾き始め、結局(不自然に傾いた軸で降りることになり)、最後は軌道円の外側に落ちるためターンアウトする結果となる。踏み切った勢いのまま自然な軸で放物線を描く必要がある。調整はできる。以前もしていた。
だが、プロはつまらない。キュートなのは最初の2分だけ。アドリブが入っているが自由でおもしろい発想というより、急ごしらえという感じで楽しめない。
エリザヴェート・トゥルシンバエワ(2位)
SP 『月光』
FS 『ブエノスアイレスの秋』
エテリ(トゥトベリーゼコーチ)のもとに戻ったのは最高の選択だった。エテリはトゥルシンバエワを再び競争力のある選手に変えた。ミスが無く安心して見られる演技だ。今後、更にランクを上げるだろう。これほど安定感のあるトゥルシンバエワは、見たことがない。
エテリの技術は、選手が成長すると得てして通用しなくなる。だが、トゥルシンバエワの場合は逆のようだ。もともとエテリ門下生だったが、技術の見直しを図るため移籍。そして再びエテリのもとに戻った。以前の技術に戻し、以前より成功している。トゥルシンバエワはエテリ陣営の技術が活かせる体格を維持している。戻ったのは賢い選択だった。結果が大きく出ている。FS1位は大きい。
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以上です。
FSF 様。
ご丁寧に翻訳していただきありがとうございます。
いつも有り難く読ませていただいております。
ほんと、すごい方、
感謝感謝です。
FSF様、ご自分もご多忙であろうに、こんなに大量の速攻の素晴らしい翻訳を本当に感謝申し上げます!お陰さまで、ここだけで聞くことができるフィギュアの話の数々があっと言う間に分かり、感動です!
アメリカのテネル選手は今回調子も上がって来ていて、とても期待していました。しかしミスもあり点数が出なかった。他の選手についてもそうですが、たとえ審査員に引き摺るものがたとえあったとしても、選手達が本当に力を出しきれば必ず結果はついて来ると思います。
韓国のジュンファン選手は、オータムクラッシックのFSで羽生選手の点数を上回ったそうですね。成るほど、彼は2、3年のうちにトップに踊り出るだろうとブライアンコーチも言ってました。
ネイサン チェン選手はアメリカ屈指の大学入学を達成した知的で素敵なスケーター。私はそんな彼の長髪が素敵だと思うのだけれど。。学業かスケートか、厳しい選択が迫られるところなのですね!どちらにしても、応援したいです!!
翻訳ありがとうございます!
>ザギトワは姿勢が悪く、滑走時に前傾姿勢になる
よく見ていらっしゃいますね
私も、どうしても気になってしまいます
以前はもっとひどくて、トウにかかっていました
ガサっという音がして正直、幻滅しました
前傾お尻突き出し姿勢の方が力が入るのですが・・・
もうこの年齢だと直らないのでしょう
なので、それをカモフラージュする振り付けを入れているのでしょう
>ステップシークエンスで大きく微笑む場面があるが、曲の意図に合っていない。
私もここは気になりました。口をあけ笑っていた。
なぜ?と思いましたけど、彼女なりの色気の表現だったのか?余裕綽々だったのか?
>コリャダ君のカルメンは「男子が演じた中では最高峰だろう」
同感です。姿勢の良さ、貴公子然とした雰囲気、限りなくバレエに近いですね。
>深いエッジのフットワークに髪がなびく。
ロシア版若きレオナルド・ディカプリオだ。
おおーーなんという褒め言葉ww
明るい栗色のサラサラ髪はなんとも魅力的ですよね~
ソツコワお嬢様は大学?にも進学し、
去年の熾烈な代表争いを勝ち抜き、五輪出場を果たしたので、今はモチベーションが下がっているのではないでしょうか?
もともと長身ですから、ジャンプも厳しいですよね・・・
女子の技術的なピークは過ぎていますし
ファンとしては、去年よく頑張ってくれたので、今後は第二の人生をエンジョイして幸せになってほしいな~と思っています
ザギトワの身体の使い方あまり良いと思えなくて好きじゃないなと思ってたが前傾姿勢だからか。納得したよ
上の人が言うようにお尻につき出しも気になる
まぁそれでも圧倒的な技術でカバーしてると思うけど
本当にありがたやです。感謝。
コリヤダ君の解説が長く嬉しくなってしまいました。羽生選手と同い年。大怪我が無ければもっと早くに芽が出ただろうにといつも悲しくなります。
美しいスケーティングに竹とんぼ(誰かさん)のように軸の細いジャンプ。ジャンプを一度失敗すると引きずってしまうのか、タイミングが悪くなってしまうのか、ハラハラドキドキでした。
4Lzを抜いてからは、高過ぎるくらいのジャンプなのはクワドの癖がついているからでしょうか?でも見事に開いていますよね。気持ちがいいです。私もカルメン最高峰だと思います!
あのハスキー犬のような澄んだ瞳にいちころです。
ジュンファンは覚醒したか?なんて思っちゃいます。安定してきたんですね。去年のプロも両方好きでしたが、今年も大好きなうえに格段上手くなっていますよね。
ネイサンを見て、演技前から疲れが見えました。両立は厳しいですね。
ツルちゃんは元に戻って正解の口ですね。体系がエテリ組にあっていると思います。
宮原選手の褒め言葉に泣けます。あの表現力は誰にも出せない。
蝶々夫人も原文で読んでボロボロになったとか。真面目のお手本さんです。
有難うございました。感謝
すみません、坂本選手!!
あの難しい世界感、若いのに引き込まれました。
好きな映画で二けたは見ています。後はあの難しい必殺ループの歓声を待っています。
FSF 様 いつも読みやすい翻訳ありがとうございます。
ザギトワ選手の前傾姿勢は今季、特に気になってました。あの両腕を後ろにする振付も。
フィンランディア杯の部分は彼らに全部同意。コリヤダ選手のカルメンはいいですよね。ジョナサンは最近アリエフ選手にぞっこんな気がするんですが彼の気持ちはよく分かります。ジュンファン選手もトゥクタミシェワ選手もトゥルちゃんも今季は非常に序盤から好調で嬉しい!このまま最後まで頑張ってほしいです。
翻訳ありがとうございます!
ジャパンオープンに行ってきたのでそこに関しての感想です。TSLのお二人は本当によく観てるなあ〜と面白く拝見しましたが、やっぱり映像と生では違う!!と思うところが…
知子さんは遠目からだと素敵そうだけど細かすぎて伝わらない〜というもどかしさがあり、ブレイディさんは演技構成も分かりやすく、振付もよくてジャンプもパッと見悪くなかったので、もう少し点数が出るかなと思ったけど、そうでもなくてチョットびっくりしたけど、テレビで見てなるほどと納得。でも印象としては知子さんより上でもよかったような。
よかったんですよ!ブレイディさん。
ハビエルは最高にあつかったかな?
最初からジャンプは今一つだったし、全体的にジャンプが決まりきらなくて、(イナバウアーからのループからの3連は見れて感激だけども)情感込めたパートもそこまで引き込まれなかったな。このプログラムこそジャンプが決まらないと盛り上がりにかけるな。でも、やっぱりハビエルはよかった!
昌磨くんのロンバルディアのフリーのジャンプは好調でしたかしら?
今回は冒頭の2つのジャンプはミスしたけど、その後の流れはよかったんですよ!前半の長いイーグルの最後のプリエみたいな動作はとてもいいアクセントだし、中盤の3Aは消え入りそうな音楽の余韻までも見事にまとめてため息もの。スケーティングと音楽が心地よく合わさって、その心地よさに浸っているといつのまにかジャンプを跳んでいる。これみよがしのところはひとつもなく、でもエネルギッシュ。月光はもっともっと良くなるという余力が確かにありました。全然残念な出来ではなかったよ!!むしろすごいわ。
他の選手、特にネイサン、ザキトワに関してはほぼ異議なし!
みなさん、ジャパンオープンに来てくれてありがとう!!
楽しい翻訳ありがとうございました!
見逃していました。
F S F様、ありがとうございます。
ネイサンに関しては異議なしです。
転倒を繰り返すと、とても見ていられませんね。
髪型、衣装は本当に大事です。
デビットさんがマネージャーさんにアドバイスされて切ったそうで
そこまで言われないと髪を切らないのが不思議です。
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