TheSkatingLesson.comのデイヴィッド・リースとオペラ歌手のジョナサン・ベイヤーと元TSLメンバーのジェニファー・カークがさいたま市開催世界フィギュアスケート選手権2019女子シングルについて語った動画です。映像は「TheSkatingLesson.com」のYoutube公式チャンネルで公開されたものです。
さいたま市・さいたまスーパーアリーナ開催、2019年世界フィギュアスケート選手権の出場選手、日程・結果、動画リンク。男子シングルはネイサン・チェン(アメリカ)が優勝、羽生結弦2位、宇野昌磨4位、田中刑事14位。女子シングルはアリーナ・ザギトワ(ロシア)が優勝、紀平梨花4位、坂本花織5位、宮原知子6位。
(イム・ウンスvsマライア・ベル:15分25秒、宮原知子:44分55秒辺り~ 、坂本花織:49分30秒辺り~ 、紀平梨花:53分25秒辺り~、ザギトワ:1時間11分38秒辺り~)
“TSL 世界選手権2019女子シングルのおさらい (2019/3/23-英語)” への35件のコメント
声がうるさい
ウンスとベルについて話しているところが面白いですね。
ベルはウンスを意識しているようには見えないが、ウンスは選曲といい、衣装屋さんといいベルを意識しているように思える。これは今回の騒動となにか関係あるのか?みたいにコメントしていて「確かに!」と思ってしまいました。
今回の騒動いまいちウンス側の思惑がわからなくて悶々としていたのですが、
「ベル姉さんともっとお近づきになりたい!」
「全然こっちみてくれない!」
「ケガしたのに無視してる。ウェ~ン」
「うぐうぐお姉ちゃんがいじわる~」
みたいになっちゃったのかなと。
想像ですが、、、。
ウンスもまだ16歳ですもね。
回り(事務所)がもっとうまく立ち回るべき騒動だったと思います。
それとペアの動画ではカナダの選手が韓国がよくこの手の騒ぎ(有名なところでオリンピックのショートトラック競技)を起こすことにも触れていますね。
この騒動本当に対象が日本人選手でなくて良かったと思いました。
他のコメントでは坂本選手の「パワーのある選手なのでもっとダイナミックな選曲があうと思う」に共感です。
やわらかな動きを身につけさせたいという今年はチャレンジさせた年だったのかもしれませんが、ピアノレッスンは最後クライマックスに向けて最後くるくるループで爆発し彼女の世界観が出ましたがショートはちょっと違ったかなと思います。
ショートの髪型とふわふわドレスについても「too much」という意見です。
坂本選手とテネル選手共に「ヘアスプレーでかっちりと」
「バレエレッスンに行って欲しい」と同様のアドバイス?がありました。
私はまりんちゃんのように髪は斜めに降ろして富士額見せない髪型が見たいです。
それとDaveは宮原選手の脇腹が気になるようでしたね。(笑)
私も衣装は共に初期のが好きだったのでなんで変えてしまったんでしょうね?
知っている方がいたら教えてください。
訳せるほどの英語力がなくてすみません。
ウンスは試合後のバンケにも出ず帰ったようですね。マライアはバンケ出たのかな?
今回の件でキムヨナの妨害発言を思い出しましたが、彼女もあの発言以降バンケに出ることもなく、腫れ物のような存在になってしまった。
今回はケガをしたのは事実だけど、こういうやり方で騒ぎにした意図がよくわからない。
結局またウンスが扱いづらい存在になってしまっただけのような。
ちゃんと和解できたならいいけど、今後リンクでの居心地悪くなりそう。
クリケットのジュンファンはキムヨナの事務所から移籍したはずだし、ユヨンも違うよね。
こういうことばっか続けてると、そのうちキムヨナ事務所の選手はどこも受けいれてくれなくなるよ。
ウンスがどんな子かよく知らないけど、とにかく事務所がたち悪いという印象。
件の動画を見ましたが、ベルの曲かけ中、リンクを大きく滑ってバックからフォアに切り替えたとき、右足のフリーレッグがウンスの左脛をちょこっとカスッたような接触でした。だから衝突ではなくかすめた程度。
ウンスは会見でヨナと比較されるような記者からの質問に涙ぐんでいたこともあったし、メンタルがか細いのかもしれません。事務所の対応も事を大袈裟にしてしまってちょっと非常識ですね。
ウンス自身がどうかは知らないけど、今回の件は典型的な韓国メンタルなんでしょ。ほんとたち悪い。上下関係に持ち込みたくて必死。
ベルはインスタも閉じちゃったし気の毒。ここまでやっといてラファのところ抜けなかったら笑っちゃうけど、あの国の人なら図々しく残りそう。あーやだやだ。
ウンスの件。
本当に標的が日本人じゃなくてよかった。
真凛は格下と思われてるかな?このままラファのところ抜けてくれればいいけど。。
ジェニーおかえりなさい!
キンキン声が懐かしい~
ボリューム下げ気味で聞かなくてはwww
帰ってくるなり司会進行能力発揮で助かります。
デイヴとジョナサンだけだと脱線が多いからね…
あとテクニカルの解説助かります!
今回のツボは
エテリ対オーサーの闘いの考察w
オーサーは「イーヨー」
トレイシー・ウィルソンは「ピグレット」
ジョナサンのグレイヘンガウスに対する激しい怒り
以上の3点でした!
いいですね!
まんだら様
ジュンファン君が事務所移籍したのは知っていましたが、ユヨンちゃんもだったのですね!ジュンファン君やユヨンちゃんは今までの韓国の選手とはちょっと違う感じがしたのですが、事務所もだったとは!
ラファはウンスを追い出してソツコワちゃんを呼ぶべきだと個人的に思う…ソツコワちゃんだったらウンスよりもベルちゃんと仲良くしてくれるはず。ベルちゃんはそのままラファチームでいいと思うヨ!
ラファ、ウンスに凄かったですね。カバー渡す時もそっけないしジャージ渡すときはそっぽを向いていました。
ベルがそんなに意地悪とは到底思われないし、よくよく考えたらチェンが金を取るかという前ですもの、そりゃぁ怒りますわ。
チェンの金が決まった時の顔は良かったですね。
ウンスの事務所、何も大会中に挙げることではなかったですよね。
好きな選手だったのに戸惑っています.
ユカ様
ユヨンもジュンファンと同様かつてはヨナ母の事務所(ATS)に所属してたと思いますが、現在は名前がないので彼女も移籍したんでしょうね。
もしかしたら、ジュンファンと同じ事務所なのかな?
ウンスはいまATS一推しの選手のようですから、プレッシャーはあるとは思うけど…。
日本女子の部分だけですが、まとめてみました。ご参考までに…。省略・意訳ありです。誤訳の訂正・補足など、お気づきの点をご指摘くださると助かります。
*****
K=ジェニー・カーク、D=デイヴ、J=ジョナサン
宮原知子
K: SPの衣装はウェディングドレスのようで良い。ヘアピースもつけ最高の装い。3Lz+3Fはジャンプが低くハラハラした。それに比べ2A+3Tは3Tで奇麗な弧を描き、高さがあった。
D: FSの衣装について。デザインは美しいと思うが、知子は医者から体重を増やすように言われていた。明言はないが、女性アスリートの三主徴だったらしい。衣装を脇で半分切り取ってあるため、滑走時、体が極端に細く見える。肋骨に気を取られ、知子の美しい滑りに目が行かなかった。片袖しかないので余計に小さく見えた。他の選手と比べ滑りやジャンプが小さい知子をちっとも大きく見せない衣装だ。もっと布が欲しい。リサ・マッキンノン風の豪華なデザインにして。
K: 敢えて反論するけど、細過ぎるとか体重の事をあげつらっていいわけ?太目のスケーターにもっと布で隠せと言ったらどうなる?
D: そういう意味じゃない。フィギュアスケートで健康問題が言われているのに細身をアピールしているようだから、つい。
J: PCSを上げるためだろう。滑りが小さく見えると言われているので衣装をカットアウトしてできるだけ体を長く見せようとしている。それほど気にならなかった。シーズン初めはもっとシックだったが、少しずつラインストーンが施され少し華やかになったと思う。片袖はクールだ。他の誰よりも洗練されちょっと高尚なプロを演じるのだから特徴的な左右非対称の衣装が知子にふさわしい。今季初めは片方だけ手袋をしていて、決闘している二人のようにも見えた。一人がもう一人を掴んだり掴まれたりする場面を描いているような感じ。
今大会は良い滑りが観られたが、振付が不十分なプロばかりで残念だった。個人的な意見だがプログラムの質で言えば、表彰台はまるで世界ジュニアのようだ。だが知子のプロだけは二つともエレガントで洗練されていた。細部まで行き届き洗練された演技を高く評価する。
K: ブレイディは細かすぎて完璧すぎるけど、知子は細やかで完璧だと思う。ただ、もっとパワーが必要。クロスオーバーは良いが、クロスアンダーでミスしている。アンダーでもっと氷を強く押さないと。1~2漕ぎでリンクの半分まで進む花織に対し、知子は5回ほど漕がなければならない。パワーが得られるようスケーティング技術の改善に取り組まなければ。そのためには上半身もだけど、主に脚、膝・くるぶしなど全て連動させて使わなくてはいけない。練習あるのみ。必要なら体重を増やせばパワーがつくかも。
坂本花織
D: 来季、花織に必要なのは四回転もしくは3Aに加え、力強い女性像だと思う。花織の力強い滑りには大曲が必要だ。弱いピアノ曲は花織をつまらなくする。灰色の衣装はやめよう。濃い紫が似合うタイプだ。花織の内なるドラァグクイーンが飛び出すような爆発的瞬間が必要だ。
J: 激しい動きを活かそう。SPの曲は個人的に全く受けつけない。花織のことはとても好きだが、あの曲は平凡。花織は下半身が非常に強く動きが活発で良い。
K: ジャンプは素晴らしい。SPに関しては、ロングスカートに髪を下ろすのは、やり過ぎ。すっきりしない。FSは髪をアップにしているが、その方がずっといい。ヘアネットを使っていないのでヘアスプレーを使うこと。花織は次の動作に気を取られる。難しいつなぎに移らなくてはならない時でも、しっかり着氷姿勢を保ち奇麗に見せて欲しい。着氷時、手首から先は力が抜けていて枯葉のよう。指も生き生きさせること。ジャンプはもう少しボードから離して。有望だが、自分のスタイルを模索中なのだと思う。今大会は花織のスタイルが見られなかった。
J: スパイラルを行う際、重力に任せて体がストンと前方に落ち、その弾みでポンと脚が上がるように見える。何が原因だろう?
K: 筋肉を緊張させていないから。花織にはブレイディの緊張感が必要だと思う。体に緊張感が無いと氷上で軽やかにストロークできて良いのだけど、軽やかさと緊張感・硬さのバランスを取らなくてはいけない。少し体を緊張させるといい。
D: 脚を手で掴むケリガンスパイラルにすればいいのでは?
K: 脚を上げやすくはなるけど、ケリガンスパイラルは、もう誰もやっていないのでは?
D: 花織が復活させればいい。それとエデアのスケート靴は止めた方がいい。足が箱のように見える。エッジをもう少しソフトに使うと、伸びやかさが出る。夏の間、花織とブレイディはバレエかモダンダンスのクラスに通うといい。ヨガ教室や気持ちを開放するグループセラピーを受けるのもいい。
紀平梨花
K: SPの手袋は幼く見えて良くないが、FSの手袋は灰色のスカートにマッチしていて悪くないと思う。冒頭の3A+3Tは、これまで見た女子の中で最高だった。私なら+4~5をつける。梨花に表彰台に乗って欲しかった。
D: 同感。梨花は練習中、3Aを頻繁にパンクしている。5本に1本ミスしておりミスが少し多すぎる。これが世選の演技の予兆となった。SPは3Aをパンク。練習やスタッツからこうなることは予測できた。3Aの練習に問題があると思う。
J: だが、FS前のウォーミングアップでは何本も3Aを決めていた。ウォーミングアップがうまく行っていたのでこれは行けると思った。本番で3A+3Tを奇麗に決めた直後に3Aをパンクするとは思わなかった。
D: ウォーミングアップで3Aを跳び過ぎだろうか?
K: その通り。焦って練習するとパンクし、パンクすると不安や疑念が生じる。しかもパンクが続くと体が覚えてしまい悪循環に陥る。成功したジャンプの数よりパンクの数が多ければ、本番では大抵パンクする。だから一度パンクしたらその練習時間には3Aを跳ばないことにするか小休止するシステムが必要。
D: 梨花と知子は、練習中にジャンプを跳び過ぎて本番に失敗するケースだと思う。
J: 4Sと4Tをコロラドで練習する梨花のビデオを観た。奇麗に跳んでいたが状況は同じなのだろうか? SPは3Aではなく2Aにしていれば表彰台に乗れたと思う。結果論だし今更言っても仕方ないけど。
D: メンタルの備えに問題があるのだろう。梨花は今季、ずっとSPで失敗している。ジェニーの言うシステムが必要だ。
J: SPとは異なる種類の3+3をFSに組み込む女子が多いが、SPとFSに同じ種類の3+3を入れた方がより安定するのでは?今大会、ブレイディは3Lz+3Tを計3本入れ、非常に安定して跳んでいた。だが、梨花はSPで奇麗に跳ぶ3F+3TをFSには入れていない。
K: 私ならFSにも3F+3Tを入れる。ガビィ(デールマン)の場合、自信を持って跳べるようSPに難度の低いコンビネーション(3T+3T)を入れ、FSに3Lz+3Tを入れている。梨花のプロに2本目の3+3を入れない理由が分からない※。でも今大会はいい経験になったと思う。
※訳注: 2本目の3+3が入れられない理由は、FSで繰り返せる3回転は2種類までとルールで決められているからですね。紀平選手のFSジャンプ構成は「3A+3T、3A、3Lo、3Lz+2T、3F、3Lz+2T+2Lo、3S」。3Aと3Lzを2度繰り返しているので、繰り返せる3回転はもうありません。だから2本目の3+3は入れることができません。入れても繰り返した分は無効になりますので。この件に関しては視聴者からの指摘を受け、デイヴが「プロトコルを見ていなかった。ご指摘ありがとう」とコメント欄に書き込んでいました。
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以上です。
FSFさん、いつもいつもほんとにありがとうございます。
いつものワイドナショーの方々。でも今回なるほどねぇ的な話も結構多くておもろかった。
FSF様、一番知りたかった所です。待ってました、感謝、感謝!
紀平選手、「SPは3Aではなく2Aにしていれば表彰台に乗れたと思う。結果論だし今更言っても仕方ないけど。」成る程!真央ちゃんもそうだった。3A飛ぶ選手は、ほとんどそうだと思う。3回、絶対に成功するんだって!でも「勝つ」事を考えれるとどうかな?勝てば自信がでて、身も心も安定し、より成功率が高まるような気がするんだけど。
坂本選手の丈夫な足腰はやはり、ジャンプ決めるのに必要だった!!体作りは大切!宮原選手も演技を高く評価されて良かった!皆さん頑張って下さい!
おはようございます。
管理人様 動画紹介
ありがとうございます。
FSF様
長文の翻訳いつもありがとうございます♬
宮原選手のFSのコスチュームは
GPsアメリカ大会 着用のが好きでした。
FSF様
翻訳ありがとうございます!
大変わかりやすく、助かります!
FSF様、翻訳たいへんありがとうございます。
こちらを読ませていただけてますます今回の世界選手権で日本女子がメダルを獲れなかったことが残念で、なおかつなぜなのかという疑問がわきました。
どの選手のファン等そういうしがらみがない中での率直な他の選手の演技の感想分析を知りたいのでもしできましたら他の上位の選手について話されてることも翻訳していただけないでしょうか?
できましたらよろしくお願いします。
FSF様翻訳ありがとうございます。
こちらを読ませてもらってますます今回日本女子メダルを獲れなかったことを残念に思いました。
どの選手のファンなどしがらみがない中での専門家のそれぞれの選手の演技の率直な感想というものは貴重なので、できましたら他の上位の選手のものも翻訳していただけるとたいへんありがたいです。
よろしくお願いいたします!
FSFさん、丁寧な訳ありがとうございます。
坂本選手にいつか、浅田さんのラフマニノフ鐘やピアノ協奏曲2番とか、佐藤選手が今季使ってたショスタコーヴィッチみたいな壮大な曲で演技してみて欲しいなぁと思いました。
紀平選手の練習でジャンプ飛びすぎなのでは?っていうのは、どっかで記事になってた浜田コーチのアップに計画性が足りないっていうのと同じ様なことなんですかねぇ。まだまだこれからそんな所も成長していくんでしょうね。
宮原選手今季は特にspがドハマリプロで大好きだった。来期また両方新しいプロにするつもりの様で、楽しみ。
皆、怪我無くがんばれますように!
FSFさん、いつもありがとうございます。
香織ちゃん、次はラプソディインブルーがいいんじないかなと思ってました。
スケールの大きい曲に、香織ちゃんの豪快なジャンプや元気で明るい滑りが重なります。そして、外国の方が思う象徴時な日本女性の顔立ちだと思うので、海外では、でもかな?モテモテなんじゃないかな?!
メダリストの部分をまとめてみました。メドベデワ、トゥルシンバエワ、ザギトワ各選手です。ご参考までに…。省略・意訳ありです。誤訳の訂正・補足など、お気づきの点をご指摘くださると助かります。
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K=ジェニー・カーク、D=デイヴ、J=ジョナサン
エフゲニア・メドベデワ
K: 太ももを傷めてFSに臨んだ。
D: 2Aにハラハラした。(FSは)アコーディオンの不協和音が耳障り。本人が選んだ曲だと聞いたが、全てがいい選択だとは限らない。コーチが介入すべきだった。
J: なんとか出場にこぎつけたため、世選はメダル圏外とみんなが予測していた。欠点や直すべき点はあるが、GPSやロシア選手権などの結果を考えると世選は大成功だ。五輪イヤー路線のままだったら、これほどの演技は不可能だっただろう。2Aは一時良くなっていたが、まだ矯正1年目。エテリの技術で勝っていた頃からコーチを変え、一旦調子が落ちたが、再び調子を上げたようだ。新しく学んだ技術が身に付くまでどれくらい時間がかかるだろう?そして、どの程度、前の技術に逆戻りしているのだろう?世選では2Aが以前の跳び方に戻っていたようだが。
K: シーズン序盤はフリップとルッツを矯正しているようだったが、今、変化は見られない。賢明だと思う。私なら、キャリアのこの段階であまりジャンプを変えない。2Aはずっと不完全だったが、SPで素晴らしい2Aを跳んだ。FSで回転不足だった2Aはとにかく着氷したかったのだろう。プレッシャーのかかる終盤、以前のパターンに戻ってしまったのだと思う。無理もない。スピンは少々遅く見えた。腕の使い方は落ち着いたが、クロスは少し猫背になっている。肩を引かないと。SPの3+3は回転不足を取られたが、回り切っていたと思う。
D: FSは3S+3Loが良かった。あれを跳ぶのは勇気がいる。10点余分にあげたい。
J: 余裕を持って降りていた。
D: 来季、金メダルを狙うなら4Sが必要だと思う。
K: 特にエリザベート(トゥルシンバエワ)が四回転を跳んでいるので、オフシーズン中に何かが必要。エフゲニアは3Aを跳ばないだろうから4回転に挑戦しよう。
J: 今季のSPはサンドラ・ベジック振付の女性的な『オレンジ色の空』で始めた。だが、あの時点では手が届かなかったようで、ミーシャ(ジー)のプロに変更。自信をつけさせようと演じやすいプロにしたのは分かるが、少しがっかりだ。エフゲニアレベルにあのステップシークエンスはあり得ない。採点票に「ひどい」とメモした。スケーティング技術を伸ばし全体的にレベルアップできる優れた振り付けがふさわしいと思う。このSPは世選のための急場しのぎだったと思いたい。来季は、もっと洗練されたプロを期待する。
K: 今季をいい形で締めくくれたのは良かったと思う。FSは洗練されていたが、ガビィ(デールマン)同様、あまり感情がこもっていない。
D: 音楽を感じていなかったと思う。エフゲニアはパフォーマーだが、ラフマニノフなどクラシックが向いているのだろう。
J: オペラで歌う時、僕は戦士か恋人かにモードを分けている。試合で競うエフゲニアは恋人というより戦士だ。戦士の顔でFSを闘い成功させた。当然、戦士タイプのプロでないと、ちょっと合わない。だから非常に力強いプロを演じさせるといい。
D: エテリなしで必ず結果を出してやる!と思っていただろうか?
K: その熱い思いがエフゲニアを奮い立たせたと思う。エテリも同じでしょう。結果が出てエリザベートが2位になった時、エテリ自身が1~2位を独占したかのように大喜びしていた。今大会、金・銀メダルを獲ったのはエテリ(笑)。
J: SP後、ほんの僅差でエリザベートがエフゲニアの上位になった時、ブライアン(オーサーコーチ)が「あれはわざとだ」と言うのが聞こえた。
D: ブライアンはイーヨーみたいだ。ネガティブ。
J: なら、トレイシー・ウィルソンはピグレットだ(笑)。
K: いつも陽気。
エリザベート・トゥルシンバエワ
D: 突然、知子並みにPCSが上がった。スピードはあるが、膝は硬く、曲はスルー、脚や腕があちこちで曲がっているのに。何らかの力が働いているのだろうか?
J: 今季、四大陸でエリザベートだけPCSが一律、約1.5急に上がっている。
K: 4SのGOEは−1~+3までバラついている。
D: GOEはマイナスだと思った。
K: 同感。前のめりになっていたので基礎点に達しないと思う。4Sは10.81出ている。後半に跳んだ3S+3Tのコンボは10.89。3S+3Tの得点も上がっている。四大陸でエリザベートの評価が上がったとの事だけど、4Sは転倒したはず。
J: だが、四大陸では回り切っていた。エテリ門下生が4Sに挑むだけで評価が上がるのだろう。
K: 見た事がない選手ならまだしも、ベテランなのに突然セカンドマークが上がったのは解せない。空中でかなり曲がっていた脚が真っすぐになっているので改善は見られるし、スピンもいい。でも、以前と大きな違いは無いと思う。PCSは意味不明。
J: FSのキャメルスピンは雑だった。だが、回転速度は良かった。
D: スピンは、ほぼ全てポジションが奇麗じゃなかった。
K: スピンのスピードはよかった。正直、彼女のスケーティングはあまり好みじゃない。スプレッドイーグルはお尻を引っ込めて。
D: アップライトスピンもクロスさせた片足がぶら下がっている。
J: 来季はSPの3S+3Tを四回転ジャンプに置き換えるつもりだろうか?
K: そうなるでしょう。アリーナ(ザギトワ)に取って代わるつもりなら何かが必要だし、素晴らしい四回転が跳べると証明できたのだから。
J: スパイラルの入り方がまずい。振付にスパイラルを入れない方がいい。
K: スパイラルもイーグルも外した方がいい。トレイシー(ウィルソン)の指導を受けていたかどうか知らないけど、クロスで滑る姿勢が奇麗。特に背中。
アリーナ・ザギトワ
J: この演技はフィギュアスケートに何ももたらさない。大きな才能には大きな責任が伴う。五輪&世界チャンピオンはフィギュアスケートの進歩と発達のために何をしているのか?ぶつ切れでバタバタした『カルメン』のような表現を我々はフィギュアスケートに求めていない。アリーナが問題なのではない。彼女のスピンは素晴らしいし、才能があるのは明らかだ。問題はアリーナに与えられたプロだ。残念だが、陣営側は方針を変えはしないだろう。高得点が出て常に勝っているのだから。個人的には高得点に値しないと思う。ぶつ切れで雑なプロを支持するのは難しい。
D: 気づいたことがある。アリーナが常にバッククロスで滑るよう振付と繋ぎがうまくできている。アリーナのバッククロスはかなりの猫背だが、頭を持ち上げようとして背中を少し反らし無理な体勢を取っている。いつ背中を傷めてもおかしくないように見える。陣営側はアリーナをやれるところまで持って行ったと思う。今を超えることはもうないだろう。だが、英国ユーロスポーツは今まで見た中で最高の『カルメン』だと言っていた。彼らは誰でも褒めるから人気がある。
J: 振付師・ダニーG(グレイヘンガウス)の選択なのだろうが、『オペラ座の怪人』の最も美しく抒情的なフレーズでアリーナは激しくキックして鋭い動きをしている。曲を聴いているのか?と思った。スパイラルやスプレッドイーグルを入れるべき場面でキックを入れ、手足をばたつかせている。『カルメン』もだが、物語を選んでおきながらプロに物語性がない。それならなぜ物語を選ぶのか分からない。アリーナは身体をコントロールできていない。体幹ではなく、四肢や重力でポジションを決めている。フィギュアスケートのあるべき形ではないと思う。ジャッジから高い評価を受けているのは理解できない。
K: アリーナは非常に美しいラインの持ち主なのに陣営側はそれを見せようとしない。アリーナに非は全くない。今季、身体変化があった彼女がこれほど巧く滑れるとは予想していなかった。安定感を高く評価する。よくまとめた。FSのループは回転不足だと思う。
D: アリーナの変わったルッツの入りをどう思う?
K: ロシア選手の多くが好んで使うテクニック。ルッツを跳ぶ際、体はインサイドエッジに傾きやすいため、アウトサイドエッジを長くキープするのは難しい。だからアリーナは、エッジをインサイドからアウトサイドに即座に切り替えルッツを跳ぶ。この方法は、勢いを殺さず素早くアウトサイドエッジに乗りルッツが跳べるという利点がある。見た目は美しくないが、アリーナは成功させている。ただ、全体的に急ぎ過ぎ。SPはもっと口紅をつけて。
D: 一番美人だ。モデル顔。
J: 能力が高いだけに惜しい。スピンは素晴らしいし、他にも優れた資質がたくさん備わっている。敢えて現状に留まらず進化を求めて外に出たエフゲニアの決断に拍手を送りたい。アリーナは今後、現状維持に留まるだろう。
D: この時点で現役を続けるだろうか?世界タイトルの獲得に50年寿命が縮んだのでは。
K: (笑)FSが終わり、エテリにハグされたアリーナが「やっと終わった」と安堵しているのが伝わってきた。どれだけプレッシャーがかかっていたことか。私なら現役を続けない。アリーナはセレブだし大学にもいける。
D: リアリティショーやアイスショーでソトニコワのように稼げる。エフゲニアが渡せなかった花束をエテリに贈り先に進むといい。
K: 今季はプレッシャーにうまく対処し、復活した。素晴らしいスケーターだ。フィギュアスケートが好きで現役を続けたいと思っているかもしれないし、他にやりたいことがないかもしれない。今後のことは彼女にしかわからない。
*****
以上です。
FSFさん、いつも見事にまとまった日本語訳ありがとうございます。
この人達の話は長いんで全部聞くのも大変。
英語だし、だいたい途中で頭痛くなってきてしまい…
とても有り難いです。
相変わらずTSLの会話はすごく納得できるところとそうかなぁ?と感じるところがあります。
アリーナさんのとこで
〉D: 一番美人だ。モデル顔。
には笑った。好みの問題だけどこれは同意。
ちょっと気になったんだけど、トゥルシンバエワ選手のとこで
〉J: 来季はSPの3S+3Tを四回転ジャンプに置き換えるつもりだろうか?
K: そうなるでしょう。
女子シングルのSPって4回転ジャンプ入れられるんでしたっけ?
ルール改正があると見込んでるということですかね?
彼女はショート、フリー共に3S-3T跳んでるんでもしかしたらフリーのことでしょうか?
FSFさん 日本女子選手の話題に引き続きまたまた大変なところ有難う御座います。いつも感謝しております。
言いたい放題のワイドナショー的な放談。個人的には日本選手の時もそうだったけど今回はちょっと面白いな。
イーグルさん、
拙訳を読んで下さりありがとうございます。
仰る通り、女子はSPに四回転ジャンプは入れられません。ルール改正があると見込んでいるという発言はどこにもないので、そう考えた上での発言とは考えにくいです。当該の発言では、ジョナサンはSPと2度言っています。繰り返しちゃってますが(笑)FSの言い間違えかもしれませんね。純粋に間違ったのかもしれませんがw
ご指摘いただくまで、この件に全く気付きませんでした。ご指摘に感謝します。
FSFさん、
返信ありがとうございます。
やっぱりいい間違えかうっかりかのミスですよね。
2度も言ってる、となると見てる人も多いのだからデイヴかジェニーが訂正してくれたらよかったんだけど…
こういう自由なトークは日本ではなかなかないし面白いので、好きなこと言ってもいいけど、こういうとこ(スポーツとしてのルール的なこと)はぜひ正確に間違えないようにお願いします、TSLさん!
なんかジェイソンのミスだけ指摘したやな奴みたいに自分が思えて来たので、もう少し感想を書くと、メダリストたちのところより日本選手のところがなるほどよく見てるな、と感じることが多かったです。
宮原さんの衣装に関する談義は三者三様な意見でとても面白い。
こういうふうにまず根底にそれぞれの見方は違うんだ、というのがあって率直に意見を言い合えるというのはいいですね。
この人達は言いたいこと言うけど他を完全否定しない。
これが日本だとどうしてもお互いやファンへの忖度みたいのが働いてしまったり同意出来ないと感情的しこりを残してしまったりもしそう。
文化の違いなんでどちらがいいということではありませんが。
坂本さんに関してはスケーティング的な評価がやっぱリ高いなぁと感じたけど
〉花織は次の動作に気を取られる。
これは鋭い指摘だなと感じました。
そういうところが非常に惜しいミスを生んでしまっているかもと確かに…。集中力の問題かな。
ジェニーが紀平さんに表彰台に上がって欲しかったと言ってくれてるのは嬉しい。
なぜなら私も同感で、今回女子はトゥルシンバエワが4S決めたけど、3Aを単独でもコンボでも跳べて他の要素も安定している紀平さんは、出来がよければやっぱり今シーズン最高の力を持つシニア女子選手であったと私自身も思うから。
ザギトワにもメドベージェワにも難度の高いコンボはあっても、3Aやクワドがない、というのは今シーズンの女子の流れからはやや寂しいかも。
来シーズンは優勝争いは違った形、メンバーになるだろうか?
ジャンプのパンクの話も元選手ならではのものと思えて、なるほどととても面白い。
ジェニーが入ってくれた方が話が面白いです。
デイヴとジョナサンだけだと(特にジョナサンはオペラ歌手だからそれも当然と言えばそうなんだけど)重点がショービジネス寄りに偏りがちになってしまうように感じることがあるので。
それにしても直後にこれだけそれぞれの意見を言えるってメモを取りながら相当真剣に細かく毎回見てるんでしょうね。
話さなきゃってのがあるから余計集中して見てるんでしょう。
日本にも引退したスケーターなどによるこういうトークが欲しいけど、なかなか正直なところは言えず、言えばクレームの嵐とかが起りそう、と思うと少し残念。
そういう意味でもここでは毎回のTSL、そしてFSFさんや他の方々の翻訳を楽しみにしてる人も多いでしょうね。
ただ、鵜呑みにするのはどうかなぁと思うところは自分はあります。
上、27 1行目。
ジェイソンてばなく、ジョナサンの間違えです。
大変な間違い、すみません。
イーグルさん、
>なんかジェイソンのミスだけ指摘したやな奴みたいに自分が思えて来たので
そんなこと全然ないですwwwww ミスの指摘は大事です。間違った情報を正してくれているのだし、そこから学べることも多いので。今回のようなミスがあると、TSLのコメント欄で視聴者にきっちり指摘されます。イーグルさんのように優しい書き方ではありません。
そのコメ欄でザギトワ選手の『カルメン』について興味深い指摘がありました。ジョナサンはオペラとして話していますが、ザギトワ選手が演じているのはロディオン・シチェドリン作曲のバレエ組曲だそうです。ISUのプロフィールにもビゼーではなくシチェドリンの名前がありました。ザギトワの『カルメン』は、ロシアを代表するバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤの踊りを下敷きにした振付だということです。
Wikiによると、プリセツカヤはショスターコヴィチとハチャトゥリアンに作曲を断られ、「仕方なく」w夫のシチェドリンに作曲してもらったのだとか。断られた理由は「ビゼーの祟りが怖いから」wwww あまりに陳腐な言い訳かので「ビゼーの祟り」にもきっと何か裏話あるのでは?と思います。
ミスの指摘により、学ぶ事が多いですw ちなみにプリセツカヤの『カルメン』はYouTube で観られます。
タイプミスの修正です。
×あまりに陳腐な言い訳かので
〇あまりに陳腐な言い訳「な」ので
失礼しました。
FSFさん、コメントありがとうございます。
まぁ自分ものっけから思いきりジョナサンの名前を間違えたんで人のことは言えない訳ですが、TSLのコメント欄ではメンバーの率直な意見には率直な指摘や反論をってのもたくさんありそうで面白そう。
きっとTSLの人達もそういうのに感情的に怒ったり誰のファンだからどうのこうのとか偏見を持ったりせずに興味持って読んでるんだろうなと想像出来ます。
ザギトワは五輪優勝後にもこれだけ活躍してるのに演技やプログラムについての批判がここならずともコメント欄などでも結構多いような。
ユーロスポーツがカルメンを高く評価したのにデイヴが不満を言い、あんなオペラ座をなぜジャッジが評価するのかとジョナサンが怒ってるんですね。笑
一般のコメント欄などだとただ彼女が嫌いみたいな感情論も混じってるようには思いますが、ザギトワのカルメンに対してFSFさんが紹介して下さったTSLのコメント欄の反論意見も参考になります。
確かに今季のザギトワ選手の両プロは、私が聞いても妙な編曲でオペラとかバレエ音楽に詳しい人には噴飯ものかも、というの分かります。
ジョナサンはどうしても物語性のある「作品」という観点から見るでしょうから言いたいことはとてもよくわかる。
プリセツカヤのカルメンを下敷きにしてるんですね。
面白いエピソードの紹介もありがとうございます。
断片的なものを早速youtubeで見てみたけど、必ずしもプリセツカヤのカルメンが踊る部分だけを音楽として使ってないようなところが面白いですね。
私は競技のフィギュアではスポーツとしての技術が第一優先で、フィギュアの音楽とか振り付けには元の作品ほどの芸術性は全く求めておらず、またそれとの比較もほとんどせずにあくまでもそのスケーター独自のスケート技術や表現を引き立てる役割のものと捉えてるので、今季のザギトワのプログラムにも妙な編曲とは思いつつも最初からそう違和感はなかったんです。
カルメンは、これまでこの曲をフィギュアでこんなに攻撃的アスリート的に「何か悪い?」みたいに堂々と演じちゃってるのを見た記憶がありません。
面白いと思ったのは、ジャンプにきれいに音が合ってて全体がシャープだったのはシーズン前半。
その後調子を崩してしまったんですが、カルメンとしての妖艶さのようなものは逆に後半の方が出てきたと感じました。
その意味で、世界選手権では意地で?技術的ミスを最小限に抑えられた結果、作品的にもこの選手らしいインパクトのあるカルメンになったように私自身は感じました。
まぁプリセツカヤのカルメンとは下敷きにしたと言っても異質のようには思いますが。
メドベージェワ選手については、私もせっかく北米に行ってコーチを変更したのだから、今後長い目でみたらやっぱり順位は取れなくても徹底的に最後まで続けて欲しかったかも。
しかし、それでは今シーズン競技としての結果が残せなかっただろうし最後は何が何でもメドベの強さを印象づけて終わる、という選択はオーサーさんらしいなと。
2シーズン前に羽生君がSP(プリンスナンバー)で苦しみながらも最後までプロを変更しなかったことを考えると、そこに同じチームの選手(男女の違いはあるけど)に対してもコーチは選手の資質や性格を考えて指導の違いがあるのか、それとも選手自身の意向なのか…?
そういう一つ一つの選択が来季以降の演技に影響してくる部分があるのか興味のあるところです。
長いコメントになってしまいました。すいません。
いつも翻訳ありがとうございます
>アリーナのバッククロスはかなりの猫背
いつもながら辛口ですね(汗)猫背というより腰を折ってお尻を突き出し漕ぐので、個人的には好みではないんですが、それでも華のある選手です
あの漆黒の衣装と真紅のスカートは生で見ると艶やかで、すごくよく似合う
彼女は髪がブルネットなので、赤が似合うんですよね
小さな頭とすらーっとした脚も魅力、バランスの取れたスタイルです
最終グループの中で最も美しく、女王に相応しい容姿でした
>変わったルッツ、ロシア選手の多くが好んで使うテクニック
トゥルソワもチェンジエッジから入っていますよね
ロシア男子も最近この跳び方する選手が出てきました
私はこの入り方好きなんですが・・
リーザやプルのフロントクロスも良いんだけどね
むしろフロントクロスよりチェンジエッジのがタイミング取るのが難しいような気がするんだけど・・・
シチェドリンとプリセツカヤのカルメンなんですね、お二人とも祖国の誇りですものね
私はザハロワのカルメンをよく観ます(プリセツカヤ版を承継しています)
ザハロワは上品すぎてカルメンのいやらしさが物足りないけど、美人だしスタイルいいし甲が美しいので堪能します
そして、闘牛士さんがかっこいいんです
衣装は白ですが、コリャダ君と動きが重なります
コリャダ君の動きもバレエから取ったのではないかと思います
そうそう、ザハロワは衣装を途中で赤→黒に変わるんですが、ザギのツートンの衣装はそこから取ったのかな?と思いました
あと、シチェドリンの音源もいいけど、コリャダ君の音源もいい、すごく情緒的でテンポもいいですよ
演技に関するみなさんのご感想を楽しく読ませていただいています。
遅くなりましたが、デールマン、マライア・ベル、イム・ウンス、サモドゥロワ、テネル各選手の部分をまとめてみました。省略・意訳ありです。ご参考までに…。誤訳の訂正・補足など、お気づきの点をご指摘くださると助かります。女子のまとめは以上になります。
*****
J=ジョナサン、D=デイヴ、K=ジェニー・カーク
ガブリエル・デールマン
J: ヘアピースをつけたプロムヘアスタイルが素敵。
D: アイシャドーは塗り過ぎ。FS『サムソンとデリラ』でスピンの少し後に見せる(腰の)動きがセクシー。驚いた。
J: 首から上は音楽を感じていたようだが、腰の動きはとってつけたよう。
K: 3T+3Tは女子最高。SPの3T+3Tは私なら+5をつける。FSで3Lz+3Tを跳んだのは素晴らしい。だがSPでは跳ぶ前からLzジャンプの事を気にしていた。魅力的な動きもあったが、次の要素に気を取られると演技が疎かになるので要注意。衣装その他はとてもいい。
D: 空中姿勢は本来、少し傾いているもの。だが、ガビィは氷に対し体が不自然に真っすぐになっていた。腕を引き過ぎるのだろうか?
K: SPのLzで言うと、ガビィはいつも凄いスピードでジャンプに入る。その勢いのまま後ろ向きで体を空中に投げ出し、その後、回転円から出る。左腕を体の前につけていれば着氷時に体が開いても、もう少し堪えられたと思う。凄く勢いがついているので踏切時にもっとジャンプをコントロールしないと。
J: 猛スピードでジャンプに入ると却って良くない場合もあるってことだね。逆にスピードを殺して3Aをうまく跳ぶ選手もいる。では、3Lzのコンボなど跳ぶ場合、どれくらいの速度でバランスを取るべき?
K: 微妙な境界線があるのは確か。特にアドレナリンが出ている時はスピードが出てしまうけど、ガビィもそう。スピードを制御できなくなっている。選手によって最適な条件は異なるし、勢いを有利に活用できる場合もあるので、どの方法が良いとは一概に言えない。
デールマン選手のメンタルの問題についても触れていました。メンタルセラピストの免許を取得したジェニーが主に発言していました。長いので以下に要約します。
デールマン選手の状況については、メンタルの問題、または脳震盪の後遺症と情報が錯綜しているため専門的立場から助言はできないとした上でジェニーは「自分なら今季は休養していただろう」。更に「長い目で見た場合、スケ連が介入し休養させるべきだったのでは」との事。
デールマン選手の自己イメージに関する問題についても語っていました。優れたアスリートでありながら、デールマン選手はアスレチックなイメージを拒否し、自分にバレリーナのイメージを求めている。フィギュアスケート界には「お姫様タイプが理想」という考えがあるが、それは間違っているとジェニーは否定。そして、こう言っています。「フィギュアスケートは、その人を映し出すスポーツ。こうあるべきという固定観念に合わせて自分を変えようとすると、それが演技に出てしまう。ありのままの自分を受け入れる時、リンクの内外で成功する」。
試合後「疲れていた」と発言したデールマン選手に対し、ジェニーは「メンタルの問題は重要だけど、試合前に十分トレーニングができていないのは自分の責任」との事。
なお、マライア・ベル選手とイム・ウンス選手との接触事故については、特に新しい情報は無いので割愛します。
マライア・ベル
J: あの騒ぎにかかわらず、特にSPは二人ともよくやった。ウンスのフリップ以外、二人とも素晴らしい演技を見せた。あんな騒ぎが起こったのは残念だ。SPのキスクラでマライアがラフ(アルトゥニアンコーチ)の奥さんに「ソーシャルメディアは見ない、電話は切っておく」と約束しているのが聞こえた。陣営側は、できる限り二人を保護しようとしていた。FSで良い演技を見せたので、インスタグラムに暴言を書かれたことなどマライアは知らないのだろうと思っていた。だが、実は知っていた。その上でFSを演じきったのだから素晴らしい。
K: くだらないゴシップは無視して演技に集中したのは、さすが。マライアのSPはとても良い出来だった。PCSは7~8点台だったが、私ならPEは9をつける。だがSPの3Lz+3Tは回転不足だと思う。
J: 見逃していた。
D: コーラーが甘かった。
K: プレッシャーにうまく対処できた事は高く評価する。
イム・ウンス
K: マライア、ウンスともにSPは奇麗な曲。奇麗な曲を演じる時、思わず引きこまれる笑顔というものがある。だけど、マライアに比べウンスはあまり顔に表情がなかった。ウンスの衣装その他は良かった。ヘアピースを使っても良い。FS中盤、ヴェルマとロキシーのデュエットで見せたセクシーな動き(肩)はとても良かったけど、終盤のこの場面(指を口に持って行く仕草)は最高。ジャンプで転倒してもシミーは思い切りやること。とにかく笑顔があまり無かったのが残念。
J: 『シカゴ』の複雑なストーリーや登場人物の感情表現ができなくてもいい、少なくともビッグバンド時代の派手な楽しさを見せて欲しいと思っていた。だが、それさえ十分表現できていなかった。ウンスは頭で演じていて、感じていない。だから笑顔が振付の一部のように思えた。
K: 登場人物が歌う映画曲を演じるなら、その歌い手を表現すべき。ロキシーになり切る事。歌っている時のロキシーはセクシーというより、気のある素振りで微笑みながら相手を殺すタイプ。そこをもう少し表現して欲しい。厳しい事ばかり言っている気がする。だけど、ウンスはとても素敵。3Lz+3Tは素晴らしい。最初のルッツをミスしたあと、2本目を跳んだのは感心。(転倒した)フリップは回転円の左側に出ていた。
D: 3Lz+3Tはブレイディのように2本とも決めてFSをノーミスにしないと。3Sは良くなっている。まだ少しヒヤヒヤするが、安定して来た。僕のウンスは一層上達して戻って来るだろう。
ソフィア・サモドゥロワ
K: 腕の使い方が変。指は奇麗だけど、これ(腕を上下に振る動作)はやり過ぎ。なぜあんな腕の動きを?
D: 分からない。ミーシンとモスクヴィナに敬意を表してか、歌いながら滑っていたのが目を引いた。
J: 一番ギャップを感じたのは『バーレスク』プロ。演技直前のソフィアは十字を切っているのに、曲がかかるとシェールが服を脱ぐ歌を歌っていた。この変わりよう(笑)。SPは、特に手首から指先にかけてクールなスパニッシュスタイルが感じられる。だが、手首から肩にかけては何もなし。(腕を曲げて手を頭につける)ジャンプは、ポジションが余計に悪く見える。見た目が悪いだけでなく、全体的に伸びやかさに欠ける印象を与える。
D: アイススコープによるとジャンプはかなり低い。ミーシンの教え子なのに高さ0.3mしかない。
J: 全くミーシン門下生らしくない。
K: バッククロスを多用しているが、いい滑りだったのでバックの多用は馬鹿にできない。1Loにはなったけど。全くフォアで滑らず、体を起こさない。フランク(キャロル)は「背中を真っすぐに保ち脚力で跳ぶ事。そうすれば真っすぐで奇麗な空中体勢が取れる。上半身を使う必要は無い」と教えてくれた。(ソフィアは)なぜこんな姿勢(肩をすくめる)でクロスオーバーを滑るの?ロシアの指導法?踏切直前なら分かるけど。
D: ロシアはジャンプが成功すればいいという考えなのでは。得点や要素重視でクロスオーバーは眼中に無いのだろう。
J: もう加点はつかないのにまだタノをやっている選手がいるのは、体を持ち上げる助けにでもなるのだろうか?隠れたチート技術なのではと疑う。
K: タノを多用し過ぎ。腕を上げるならしっかり伸ばさないと。
D: ソフィアの世選出場はこれが最初で最後だと思う。ジャンプがあまり高くないので4回転が跳べるとも思えない。
J: ポテンシャルは最大限に達したようだ。ユーロチャンピオンになり、GPFに出場した今季の活躍ぶりは、陣営側の期待以上だったのでは。ただ、来季シニアに上がって来るメンツを考えると、ソフィアにもうチャンスはないだろう。
K: 高い安定感とFSのメイクがとても良かった。
D: 歌とスケートを続け、アイスショーに出るといい。
K: とても美人だしね。
ブレイディ・テネル
D: 終始硬く、力んでいた。全くリラックスできていない。ブノワ(リショー)の振付のせいもある。スピンさえ力を入れているので見ているのが辛かった。手を抜かないのは凄い。だが、膝が柔らかく使えていないためスケーティング技術が損なわれている。
J: 思い返せば五輪シーズンは表現やスケーティングスタイルなど改善すべき点が多かった。ブレイディは間違いなく進歩している。ブノワは、ブレイディが抒情的なプロに挑み失敗する姿を見せたくないのだろう。ブレイディのポテンシャルを少々見くびっていると思う。よりソフトな振付にするか常勤の振付師がつけば、改善できるのでは。
K: ブレイディは指示を素直に聞くタイプ。陣営側は極端に方向性を変えた。昨季はあまりメイクをさせず飾りも少なかったが、今季はドレスも口紅もネイルも色を合わせアイシャドーを塗り髪も上げている。ちょっと作り過ぎ。個性を大事にしてブレイディ自身を見せて欲しいのに。ブレイディの動きは硬いが、スピンは素晴らしい。3Lz+3Lpを外したのは大正解。アドレナリンが出過ぎていつもタイミングが合っていなかった。まずはスケーターとしての個性を見出そう。試合での安定性の高さは証明済み。パンツスーツを着てもいいかも。メイクはもう少し薄くして、本来の自分を見せて。選曲はブレイディにさせるといい。曲が彼女らしくないと思う。
J: ブレイディに選曲させると、どんなスタイルになるか想像もつかない。これまでディズニーのお伽話系、鋭角動作のモダン系、『ロミオとジュリエット』など見たけど、どれもピンと来ない。
D: 極端なプロを与えようとしているが、メインストリームど真ん中で行けるのでは。普通の女の子だと思う。
J: ユニークであることを恐れ、を望むスケーターが多いが、ブレイディの場合、従来の形式で成功するのに極端にユニークさを押し出していると思う。
K: ブレイディはすごく頑張っている。顔に表情をつけているけど、無理している感じ。ありのままのブレイディが見たい。ジョナサンが言ったように正しいやり方は無いと思う。極端から極端へ行くのはある意味実験なのでは。
D: (オフシーズンは)ローリー(ニコル)の元へ送って長期間、指導を受けるといい。かなり安定感があるので長期間送ってもジャンプは落ちないと思う。1対1の指導だけでなく、ローリーがスイ/ハン組の指導をしているリンクに一緒にいるだけでも学ぶものがあると思う。曲を聴いたり、ローリーが指導する様子を見たり。練習は1日1回でいい。技術面は問題ないので変える必要はないだろう。今後、違いが出るのはスケーティングだ。
J: プロで違いが出ると思う。ブレイディは模範生で言われたことは真面目に聞く。トム・ディクソンと組んでもいいかも。もしくは動きをソフトに出来る誰かと組む。未完成だが、ブレイディの腕の動きは質が良い。3Lz+3Tを2本安定して跳び続ければ大きな得点につながる。夏の間にまとめられるといい。
K: スピンは全てレベル4。フットワークもいい。ブレイディは、きっちりし過ぎなので、少し崩してもいいのにと思う。
*****
以上です。
FSFさん
またまたありがとうございます。
ジャンプとスピードの話、すごく面白いですね。
デールマンとか今季休んだ(フェイドアウトになってしまうのか…)オズモンドとか猛スピードで入るジャンプは女子でも豪快で私は好きだけど、アドレナリン出過ぎで自分でもコントロールが難しいってことなんですね。
それが出来るようになったらそれこそgoe+5ジャンプにも近づくんでしょうね。
ソフィアは今シーズン限りのように言われてしまっていて気の毒。
それだけロシア女子の中で代表に残ってくのが至難の業と言う事でもあるんでしょうし、ジャンプに余裕のない選手は競技では見込みがないと言うシビアな状況なんでしょうかね。
タノは加点がなくなったけどいまだにやってる選手は割といて、練習の過程で身についちゃってやらないと却って跳びにくいってことなのかな?
でもきれいなタノならそれなりにジャンプの見栄えは上がるようにも思いますけど…
ブレイディのところ面白い!
振り付け師を変えたり、本当の彼女らしさが出る演技ってどんなんだろう?と想像がつかなくて、確かに見ていて技術は優れてるもののどこかまだいまいちピンと来ない選手なんだけどなんだか来シーズンが楽しみな選手の一人にもなって来ました。
今シーズンのフリーは背の高さも活かせててなかなか面白いロミジュリだと個人的には感じてました。
おはようございます。
FSF様
翻訳の続き ありがとうございました!!!
♬
アルトゥニアンコーチの奥様
いらしてたんですか!
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